三十一音の星を集めて
「ちょっとあんた、大丈夫なの!?」
と、女性は彼の顔を覗き込む、
「すみません、弟がお世話になりました。必ずお礼とお詫びに伺いますが、今日はこのまま連れて帰ります」
女性が深々と頭を下げて、彼に「歩ける?」と尋ねたけれど、「歩けるよね? てか、歩けよ。マジで」と、半分脅すように立ち上がらせた。
フラフラな彼を支えつつ、女性は店内をあとにする。
ふたりを見守りつつ、田村さんがふぅっとため息を吐いた。
「あの子、この間の親切な子だよね? 元気になってほしいね」
という田村さんに、私は大きく頷いた。
アルバイトの時間が終わってバックヤードに戻った時、ソファーにハンドタオルが落ちていた。
あの彼のものだと思い、また店に来た時に返せるように拾ってみると、ハンドタオルの柄にドキドキしてしまった。
だって、深い青色が印象的なタオルには、キレイな星がたくさん散りばめられていたから。
と、女性は彼の顔を覗き込む、
「すみません、弟がお世話になりました。必ずお礼とお詫びに伺いますが、今日はこのまま連れて帰ります」
女性が深々と頭を下げて、彼に「歩ける?」と尋ねたけれど、「歩けるよね? てか、歩けよ。マジで」と、半分脅すように立ち上がらせた。
フラフラな彼を支えつつ、女性は店内をあとにする。
ふたりを見守りつつ、田村さんがふぅっとため息を吐いた。
「あの子、この間の親切な子だよね? 元気になってほしいね」
という田村さんに、私は大きく頷いた。
アルバイトの時間が終わってバックヤードに戻った時、ソファーにハンドタオルが落ちていた。
あの彼のものだと思い、また店に来た時に返せるように拾ってみると、ハンドタオルの柄にドキドキしてしまった。
だって、深い青色が印象的なタオルには、キレイな星がたくさん散りばめられていたから。