三十一音の星を集めて
三ツ橋くんは嬉しそうにニコッと笑った。



(なんでそんなに可愛いの)



ドキドキする心を、
「好きです」
の言葉に全部のせた。



「えっ?」

「好きなんです、もっと三ツ橋くんのことを知っていきたいんです。あなたの隣で」



三ツ橋くんはポカンとして、私を見ている。



「あ、間違えた」
と、私は我に返って呟く。



「えっ、間違えましたか?」



三ツ橋くんの眉が下がった。

私は慌てて鞄から一通の手紙を取り出す。



「気持ちを打ち明けるのは、この手紙の中でって決めていたのに、言葉に出して言っちゃった」



「今更ですが」と言いつつ、三ツ橋くんに手紙を渡す。



「えっ、何ですか?」

「読んでもらえたら嬉しいです。……私の、勇気です」



私の耳が真っ赤に染まっていることを自覚する。

それぐらい、顔を中心に、私には熱が宿っていた。



三ツ橋くんは私が渡した封筒から便箋を取り出した。
< 26 / 27 >

この作品をシェア

pagetop