悲劇のセイレーンにささやかな愛を



「じゃあ私たちはあっちだから!」

「澪ちゃん、紫水、また明日なー」



3人と手を振って別れてから、並んで歩き出す。



「……はやく未来に行きたいな」



ふと沈黙が訪れ、思わず思いが溢れた。

俺たちは未来で、一体何をしているんだろうな。



『何言ってるの?いつも行ってるじゃん』

「……え?」



呟いた独り言に、澪がノートを見せてきた。

いつも行ってる?
分からなくて困惑する。


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