本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
 こうして過ごす時間が何よりも楽しい――そう思っていることに、リティス自身もじわじわと気づき始めていた。



 その日は、昼食後も子供達は図書館で過ごすことを許された。

 この図書館に集められている本はすべて保護魔術がかけられている。それに、子供達もはしゃぎまわって本を破損するようなことはない。

 父親である国王からも、きちんと許可を得て来ているということもあり、図書館の職員達としても反対する理由はないのだ。

 静かにするということを約束させて、図書館の見学会が開かれた。

 王宮図書館には、この大陸全土から様々な本が集められている。

 まずは、この国で刊行された軽い読み物等。これは、この国でどんな書物が刊行されたのか記録する面もあるらしい。

 様々な研究の結果が記された研究書、魔術について書かれた魔術書。地理、歴史、経済、それから古典文学等。さまざまな書物が、きちんと分類され、書棚に収められている。
 それから、リティスの仕事場になっている古文書館だ。ここは、古い文字で書かれていて、専門家でなければ読めない書物や書類が集められている。
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