本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「パパベルという悪魔は、とても強大な力を持っていたようですね。その点についても書かれています」
「悪魔!」
「アーノルド、怖いわ!」
イレクスは目を丸くし、セリカは抱えていたぬいぐるみの腹に顔を押し付ける。怖がったセリカを安心させるために、リティスは先に進んで判明したことを教えてやった。
「ええ、でも……封じられたようですね」
「なら大丈夫だね!」
勢いよくイレクスは言うのと同時に立ち上がった。
「あっ!」
イレクスの手が、リティスの腕にぶつかった。開いていた本が、リティスの手をすり抜け、床に落ちてしまう。
「わわわわわ、ごめんなさいっ!」
「保護の魔術がかかっているから、この本は問題ありませんが……殿下がいつもお読みになっている本にはかかっていないと思うので、気をつけてくださいね」
「うん」
本を取り上げ、もう一度読み直そうとしてリティスは固まった。本にかけられていた保護の魔術が、解けかかっている。
もしかして、今の衝撃で何か起こったのかもしれない。
「王弟殿下! お逃げください! お子様達を!」
「悪魔!」
「アーノルド、怖いわ!」
イレクスは目を丸くし、セリカは抱えていたぬいぐるみの腹に顔を押し付ける。怖がったセリカを安心させるために、リティスは先に進んで判明したことを教えてやった。
「ええ、でも……封じられたようですね」
「なら大丈夫だね!」
勢いよくイレクスは言うのと同時に立ち上がった。
「あっ!」
イレクスの手が、リティスの腕にぶつかった。開いていた本が、リティスの手をすり抜け、床に落ちてしまう。
「わわわわわ、ごめんなさいっ!」
「保護の魔術がかかっているから、この本は問題ありませんが……殿下がいつもお読みになっている本にはかかっていないと思うので、気をつけてくださいね」
「うん」
本を取り上げ、もう一度読み直そうとしてリティスは固まった。本にかけられていた保護の魔術が、解けかかっている。
もしかして、今の衝撃で何か起こったのかもしれない。
「王弟殿下! お逃げください! お子様達を!」