本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
リティスの声と同時に、アザレウスは両脇に子供を抱えて後方に飛びのいた。がたがたと音を立てて、椅子が床に倒される。
リティスは、開いた本を睨みつけた。そこからゆらゆらと生じているのは、明らかな魔力。
(まさか、この本の中に封じられていたの?)
リティスは本を閉じようとしたが、中から溢れる魔力がそれを邪魔している。
『ははっ! オレ、華麗に復活!』
本の間から飛び出してきたのは、黒い悪魔だった。
黒いくたくたのウサギのぬいぐるみのような姿をしている。頭は大きく、それに反比例するように身体は小さい。耳は長く垂れていて、手足は申し訳程度についているだけだ。
『ぬ、ぬぬぬっ! 力が出ない! 魔力がない! オレ死んじゃう……!』
開かれたページから飛び出してきたかと思ったら、その場でぐるぐると回り始める。
『困った、魔力がない! 死んじゃう! 死んじゃうよ……!』
「……倒す必要はなさそうだな」
『あぁん? オレを倒すと?』
悪魔はアザレウスの言葉に目を剥いたが、そのままテーブルの上に落ちてしまった。
『駄目だ、力が……おい、そこのお前!』
リティスは、開いた本を睨みつけた。そこからゆらゆらと生じているのは、明らかな魔力。
(まさか、この本の中に封じられていたの?)
リティスは本を閉じようとしたが、中から溢れる魔力がそれを邪魔している。
『ははっ! オレ、華麗に復活!』
本の間から飛び出してきたのは、黒い悪魔だった。
黒いくたくたのウサギのぬいぐるみのような姿をしている。頭は大きく、それに反比例するように身体は小さい。耳は長く垂れていて、手足は申し訳程度についているだけだ。
『ぬ、ぬぬぬっ! 力が出ない! 魔力がない! オレ死んじゃう……!』
開かれたページから飛び出してきたかと思ったら、その場でぐるぐると回り始める。
『困った、魔力がない! 死んじゃう! 死んじゃうよ……!』
「……倒す必要はなさそうだな」
『あぁん? オレを倒すと?』
悪魔はアザレウスの言葉に目を剥いたが、そのままテーブルの上に落ちてしまった。
『駄目だ、力が……おい、そこのお前!』