本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
(うん、なんとかなりそうね)

 メニューはリティスが勝手に決めるのではなく、王妃に確認をとってからにしなければならないが、リティス一人でも準備はできそうだ。

『オレは? オレの分は?』

「あなたも、きちんと紳士としてふるまうのなら、招待するわよ」

 そう言うと、パパベルは鼻を鳴らした。

『ふふん、お前、オレのマナーのすばらしさを知らないな! 見てろ、当日は完璧にふるまってやるから』

 勉強会は週に一度。つまり、準備に使えるのは一週間だ。

 アザレウスも、子供達に同行するだろうから、彼にもきちんと話をしておこう。



 子供達の両親である国王夫妻には、アザレウスを通じて確認を取った。

 リティスは自分で用意するつもりだったが、昼食はいつも通りアザレウスが持ってきてくれるそうだ。

 そして、一週間後。

 リティスは、曽祖母のトランクを仕事場に持ち込んでいた。

 中から取り出したのは、ティーセットとテーブルクロス。

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