本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
正式のお茶会に限りなく近いという触れ込みだからか、今日のイレクスは緊張気味だ。
背筋をピンと伸ばし、紅茶のカップを持ち上げる。ソーサーに戻す時も、音がしないようにと注意を払っているようだ。
「あたくち、ハムのサンドイッチが欲しいです」
「はい、お取りしましょうね」
セリカも精いっぱいマナーを守っているように見える――と、彼女の目が、パパベルに留まった。
「あたくち、パパベルにプレゼントがあるの。来て!」
『お、おう……』
呼ばれたパパベルは、リティスの側からセリカの側に移動した。
この悪魔、なんだかんだいって、面倒見がいい。
子供達の相手も嫌がらずにしている点については、リティスも素直に感心している。
「あのね、これ、パパベルに似合うと思うの!」
と、セリカが取り出したのはブレスレットである。子供サイズではなく、大人が使えるもの。様々な色合いの宝石が留められている大変豪華なものだ。
『おおおっ、オレ、それは使わんぞ……?』
「似合うと思ったのに……」
背筋をピンと伸ばし、紅茶のカップを持ち上げる。ソーサーに戻す時も、音がしないようにと注意を払っているようだ。
「あたくち、ハムのサンドイッチが欲しいです」
「はい、お取りしましょうね」
セリカも精いっぱいマナーを守っているように見える――と、彼女の目が、パパベルに留まった。
「あたくち、パパベルにプレゼントがあるの。来て!」
『お、おう……』
呼ばれたパパベルは、リティスの側からセリカの側に移動した。
この悪魔、なんだかんだいって、面倒見がいい。
子供達の相手も嫌がらずにしている点については、リティスも素直に感心している。
「あのね、これ、パパベルに似合うと思うの!」
と、セリカが取り出したのはブレスレットである。子供サイズではなく、大人が使えるもの。様々な色合いの宝石が留められている大変豪華なものだ。
『おおおっ、オレ、それは使わんぞ……?』
「似合うと思ったのに……」