本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
* * *
今日は、子供達と一緒に昼食に来たアザレウスが、いつもとは違ってちょっとそわそわしている。
『なあなあ、あいつおかしくね?』
リティスの肩にいるパパベルがそっとささやいた。
パパベルの首には、セリカが巻きつけたブレスレットがそのままだ。
返そうとしたら、「パパベルにあげる!」といい笑顔で言われてしまったので、今でもつけている。
そんなに値の張るものではないとアザレウスからも国王夫妻からもお許しをいただいたのもあり、すっかりパパベルのトレードマークになっている。
「……お仕事が忙しいのかもしれないわね」
サンドイッチをかじりながら、リティスは返した。
リティスも気になっていると言えば気になっている。こちらから問いかけることができないだけで。
リティスとパパベルの会話を、アザレウスはまったく聞いていない様子だ。
「お兄様、リティス嬢にもうお願いしたの?」
と、いい笑顔で口を開いたのはセリカだった。
セリカの言葉で、その場の空気が一気に凍った。
「お願いですか? 私にできることであればなんでもいたしますが」
今日は、子供達と一緒に昼食に来たアザレウスが、いつもとは違ってちょっとそわそわしている。
『なあなあ、あいつおかしくね?』
リティスの肩にいるパパベルがそっとささやいた。
パパベルの首には、セリカが巻きつけたブレスレットがそのままだ。
返そうとしたら、「パパベルにあげる!」といい笑顔で言われてしまったので、今でもつけている。
そんなに値の張るものではないとアザレウスからも国王夫妻からもお許しをいただいたのもあり、すっかりパパベルのトレードマークになっている。
「……お仕事が忙しいのかもしれないわね」
サンドイッチをかじりながら、リティスは返した。
リティスも気になっていると言えば気になっている。こちらから問いかけることができないだけで。
リティスとパパベルの会話を、アザレウスはまったく聞いていない様子だ。
「お兄様、リティス嬢にもうお願いしたの?」
と、いい笑顔で口を開いたのはセリカだった。
セリカの言葉で、その場の空気が一気に凍った。
「お願いですか? 私にできることであればなんでもいたしますが」