本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
(そうよね、私がつり合いの取れない格好だったら、殿下が恥をかくことになるわね……!)
王宮魔術師や図書館の職員は、それなりに高給取りである。
だが、あくまでもそれなりに、であって、王族の同伴者にふさわしい身なりを整えられるかと問われると厳しい。
「当日、迎えの者を寄越す。申し訳ないが、お願いできるだろうか」
「お任せくださいませ。マナーの復習、しておきますね」
図書館の職員には、貴族の女性もいる。
彼女に見てもらって、すっかり錆びついてしまったマナーを磨き直しておこう。少なくとも、同伴者を引き受けたのだから、そのぐらいのことはしておくべきだ。
「あーあ」
「だから言ったでしょ。お兄様は、ちゃんと申し込めないって」
イレクスがため息をつき、セリカはそんなイレクスに向かって首を振っている。
リティスの肩に乗ったパパベルが吹き出したけれど、その理由はリティスにはまったく理解できなかった。
それから二週間後。
リティスは同僚にお願いし、マナーの勉強をし直した。今まで学んできたことは忘れていなかったようで、合格点を貰えたのでよしとしておく。
王宮魔術師や図書館の職員は、それなりに高給取りである。
だが、あくまでもそれなりに、であって、王族の同伴者にふさわしい身なりを整えられるかと問われると厳しい。
「当日、迎えの者を寄越す。申し訳ないが、お願いできるだろうか」
「お任せくださいませ。マナーの復習、しておきますね」
図書館の職員には、貴族の女性もいる。
彼女に見てもらって、すっかり錆びついてしまったマナーを磨き直しておこう。少なくとも、同伴者を引き受けたのだから、そのぐらいのことはしておくべきだ。
「あーあ」
「だから言ったでしょ。お兄様は、ちゃんと申し込めないって」
イレクスがため息をつき、セリカはそんなイレクスに向かって首を振っている。
リティスの肩に乗ったパパベルが吹き出したけれど、その理由はリティスにはまったく理解できなかった。
それから二週間後。
リティスは同僚にお願いし、マナーの勉強をし直した。今まで学んできたことは忘れていなかったようで、合格点を貰えたのでよしとしておく。