本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
侯爵家と繋がるのは悪くないと思っていたら、フィノラだけではなくリティスも連れてきてほしいらしい。
フィノラとは知人だが、リティスとは面識がない。そのため、フィノラを通じてリティスを連れてきて欲しいということのようだ。
(ふざけんじゃないわ、ふざけんじゃないわ……!)
伯爵令嬢としてはありえない罵りの言葉を口にしながら、フィノラはクッションを壁に投げつける。
ひ弱なフィノラの力で投げられたクッションは、そのままぽすんと床に落ちた。
このところ、何もかもがうまくいかない。あの曽祖母に似ているという忌まわしい姉。姉が家にいた頃は、何もかもがうまく行っていたのに。
なんで、アレがいなくなったとたん、アレについての噂が駆け巡るようになるのだろう。
(――エデル様も、エデル様よ)
リティスではなく、フィノラを選んでくれた。最初はそれが誇らしかった。
婚約者である姉には魅力がなく、フィノラは魅力的だと証明されたようで。
――でも。
婚約後初めて王宮の夜会に参加してみれば、アザレウスがリティスを同伴していた。
フィノラとは知人だが、リティスとは面識がない。そのため、フィノラを通じてリティスを連れてきて欲しいということのようだ。
(ふざけんじゃないわ、ふざけんじゃないわ……!)
伯爵令嬢としてはありえない罵りの言葉を口にしながら、フィノラはクッションを壁に投げつける。
ひ弱なフィノラの力で投げられたクッションは、そのままぽすんと床に落ちた。
このところ、何もかもがうまくいかない。あの曽祖母に似ているという忌まわしい姉。姉が家にいた頃は、何もかもがうまく行っていたのに。
なんで、アレがいなくなったとたん、アレについての噂が駆け巡るようになるのだろう。
(――エデル様も、エデル様よ)
リティスではなく、フィノラを選んでくれた。最初はそれが誇らしかった。
婚約者である姉には魅力がなく、フィノラは魅力的だと証明されたようで。
――でも。
婚約後初めて王宮の夜会に参加してみれば、アザレウスがリティスを同伴していた。