本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
地味な姉の方が、フィノラよりずっと上質のドレスを身に着け、王族達とも親しく会話していた。
なぜ、なぜ、なぜ?
イライラする。
エデルだってそれなりに魅力的に見えていたはずなのに、アザレウスと比較したら大したことなかった。フィノラの隣に立っても、ちっともつり合いが取れていない。
(……それに、宰相補佐候補から外されたって)
宰相補佐は、宰相も目指せる地位だ。エデルの年齢で補佐の候補になるなんて、今まで例はなかった。
いずれ宰相補佐になれると認められたほど有能だったから、この家の跡取りであるフィノラを支える人材として、問題ないと思っていたのだ。
それが、候補から外されるなんて。そんな相手を迎え入れるとは、伯爵家のためにならないかもしれない。
(悩ましいわ)
婚約解消をすればエデルを迎え入れる必要もなくなるけれど、姉から奪った婚約者をポイ捨てしたら、社交界でフィノラが悪く言われてしまう。
いっそ、エデルが消えてしまえばいいのに――なんて、考えた時だった。
青い顔をして、再び侍女がフィノラの部屋を訪れる。
「どうしたの?」
なぜ、なぜ、なぜ?
イライラする。
エデルだってそれなりに魅力的に見えていたはずなのに、アザレウスと比較したら大したことなかった。フィノラの隣に立っても、ちっともつり合いが取れていない。
(……それに、宰相補佐候補から外されたって)
宰相補佐は、宰相も目指せる地位だ。エデルの年齢で補佐の候補になるなんて、今まで例はなかった。
いずれ宰相補佐になれると認められたほど有能だったから、この家の跡取りであるフィノラを支える人材として、問題ないと思っていたのだ。
それが、候補から外されるなんて。そんな相手を迎え入れるとは、伯爵家のためにならないかもしれない。
(悩ましいわ)
婚約解消をすればエデルを迎え入れる必要もなくなるけれど、姉から奪った婚約者をポイ捨てしたら、社交界でフィノラが悪く言われてしまう。
いっそ、エデルが消えてしまえばいいのに――なんて、考えた時だった。
青い顔をして、再び侍女がフィノラの部屋を訪れる。
「どうしたの?」