本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
それぞれの書棚には、上の方にある本を取るための梯子までついている。そして、いくつか置かれているソファやテーブル。これらも、代々の管理人が持ち込んできたものだ。
「これが、リティス嬢の秘密の城か!」
「ひいおばあ様の図書室です……」
リティスは、真っ赤になってしまった。アザレウスはすっと本棚に近寄ると、そこに並んでいる本の背表紙を読み始めた。
「パール・ニコレの『魔術の基礎』があるぞ。これは、原本が残っていないんだよなあ……本物か? って、隣はモーリン・グルーの『魔術体系 基礎1』じゃないか! これも名前しか残っていない……リティス嬢!」
「はいっ!」
ものすごい勢いでアザレウスがこちらを振り返ったので、リティスは飛び上がった。彼の手が、リティスの両肩をしっかりと、押さえつけている。
「俺にも、ここの本を読ませてもらえないか! 研究する中で、題名だけは見かけた本が山のようにあるんだ」
「え、えええと、えと、……かまいませんが」
顔が近い。近すぎる。
「これが、リティス嬢の秘密の城か!」
「ひいおばあ様の図書室です……」
リティスは、真っ赤になってしまった。アザレウスはすっと本棚に近寄ると、そこに並んでいる本の背表紙を読み始めた。
「パール・ニコレの『魔術の基礎』があるぞ。これは、原本が残っていないんだよなあ……本物か? って、隣はモーリン・グルーの『魔術体系 基礎1』じゃないか! これも名前しか残っていない……リティス嬢!」
「はいっ!」
ものすごい勢いでアザレウスがこちらを振り返ったので、リティスは飛び上がった。彼の手が、リティスの両肩をしっかりと、押さえつけている。
「俺にも、ここの本を読ませてもらえないか! 研究する中で、題名だけは見かけた本が山のようにあるんだ」
「え、えええと、えと、……かまいませんが」
顔が近い。近すぎる。