本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「それでも、だ。もちろん、君が優れた魔術師であるのは知っている。ある意味、俺よりも優れた魔術師なのだろう。だが、君は戦いには慣れていない。もし、相手が魔術を使ってきたら」
アザレウスは、真剣な目でリティスを見ていた。こんな時だというのに、彼の視線に吸い込まれそうになる。
(……私ってば馬鹿だわ)
リティスはうつむいた。
ちょっと知識があるからって、いい気になったのが間違いなのだ。リティスが、アザレウスの役に立てるなんて――。
(認めてくれたのが、殿下だったから)
なんの役にも立たないと思っていたリティスを、彼は認めてくれた。
あの時、王宮魔術師団の人々に出会わなかったら、リティスはここには来なかった。
今の生活があるのはすべてアザレウスのおかげで、だから少しでも役に立ちたいと思っているだけなのに。
『なー、アザレウス。リティスはオレが守るってのはどうだ? ほら、リティスは主だしな! 契約している相手が痛い思いをするとオレも痛いんだよ』
「そうなの?」
「だが、危険だ」
『じゃあ、お前が守れよ。そのぐらいできるんだろ?』
アザレウスは、真剣な目でリティスを見ていた。こんな時だというのに、彼の視線に吸い込まれそうになる。
(……私ってば馬鹿だわ)
リティスはうつむいた。
ちょっと知識があるからって、いい気になったのが間違いなのだ。リティスが、アザレウスの役に立てるなんて――。
(認めてくれたのが、殿下だったから)
なんの役にも立たないと思っていたリティスを、彼は認めてくれた。
あの時、王宮魔術師団の人々に出会わなかったら、リティスはここには来なかった。
今の生活があるのはすべてアザレウスのおかげで、だから少しでも役に立ちたいと思っているだけなのに。
『なー、アザレウス。リティスはオレが守るってのはどうだ? ほら、リティスは主だしな! 契約している相手が痛い思いをするとオレも痛いんだよ』
「そうなの?」
「だが、危険だ」
『じゃあ、お前が守れよ。そのぐらいできるんだろ?』