本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「ええ、フィノラの言う通り。とても素晴らしいお芝居でした。あのお芝居を選んだエデル様のセンスには感激してしまいましたわ。本当に、ありがとうございます」
フィノラには甘い顔をしていたのに、エデルはリティスの言葉にはふんと鼻を鳴らしただけだった。
「それだけか? 苦労してチケットを手に入れたのに――フィノラの方が先に礼の言葉を述べてくれたぞ。本当に、お前は駄目なやつだな」
「申し訳ございません」
駄目なやつと言われたので、素直に謝罪の言葉を口にする。頭を下げるのにも、この二年ですっかり慣れてしまった。
エデルの中では常にフィノラが優先なのだから、リティスが何を言ったところなので無駄だ。
今日はフィノラが先に礼の言葉を述べたから、礼の言葉を口にするのが遅れた点を責められた。
けれど、リティスが先に礼をしたならば、「適当なことを言っておけばいいと思っているのだろう」と冷めた目で見られること間違いなしだ。
「また、誘ってくださいませ」
「そうしよう。未来の義妹との親交を深めるのも大切なことだからな」
と、エデルはフィノラに蕩けるような目を向けている。
フィノラには甘い顔をしていたのに、エデルはリティスの言葉にはふんと鼻を鳴らしただけだった。
「それだけか? 苦労してチケットを手に入れたのに――フィノラの方が先に礼の言葉を述べてくれたぞ。本当に、お前は駄目なやつだな」
「申し訳ございません」
駄目なやつと言われたので、素直に謝罪の言葉を口にする。頭を下げるのにも、この二年ですっかり慣れてしまった。
エデルの中では常にフィノラが優先なのだから、リティスが何を言ったところなので無駄だ。
今日はフィノラが先に礼の言葉を述べたから、礼の言葉を口にするのが遅れた点を責められた。
けれど、リティスが先に礼をしたならば、「適当なことを言っておけばいいと思っているのだろう」と冷めた目で見られること間違いなしだ。
「また、誘ってくださいませ」
「そうしよう。未来の義妹との親交を深めるのも大切なことだからな」
と、エデルはフィノラに蕩けるような目を向けている。