本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
扉から飛び出し、建物全体に改めて防御壁を張る。ぐんっと体内から魔力が吸い取られるのがわかった。一瞬よろめくが、魔力の吸いだされる勢いにぐらついただけ。残量はまだまだあるから大丈夫。
振り返った時には、アザレウスと悪魔の戦いは激しいものになっていた。
先ほどまで、パパベルの姿をしていた悪魔は、今やまったくの別物になっていた。黒い身体に、蛇の頭。背中に生えているのは、蝙蝠のような羽根である。
長い尾を振り回し、それもまたアザレウスへの攻撃に使っていた。
アザレウスは、右へ左へと飛び回り、器用にその攻撃を避けている。次から次へと呪文を詠唱し、魔術を悪魔に叩きつけていた。
「……すごいわ!」
思わずそうつぶやいてしまうほど。
右手にあるのは剣。その剣でも、悪魔に切りかかっていた。悪魔の腕が飛び、咆哮が上がる。
(……もしかして)
何度も魔術を使っているうちに、魔力が尽きてしまったのだろうか。アザレウスは呪文を唱えるのを辞めていた。
(私の魔力を――)
側に行き、魔力の受け渡しをすべきか、それともこの場から魔術を発動すべきか。
振り返った時には、アザレウスと悪魔の戦いは激しいものになっていた。
先ほどまで、パパベルの姿をしていた悪魔は、今やまったくの別物になっていた。黒い身体に、蛇の頭。背中に生えているのは、蝙蝠のような羽根である。
長い尾を振り回し、それもまたアザレウスへの攻撃に使っていた。
アザレウスは、右へ左へと飛び回り、器用にその攻撃を避けている。次から次へと呪文を詠唱し、魔術を悪魔に叩きつけていた。
「……すごいわ!」
思わずそうつぶやいてしまうほど。
右手にあるのは剣。その剣でも、悪魔に切りかかっていた。悪魔の腕が飛び、咆哮が上がる。
(……もしかして)
何度も魔術を使っているうちに、魔力が尽きてしまったのだろうか。アザレウスは呪文を唱えるのを辞めていた。
(私の魔力を――)
側に行き、魔力の受け渡しをすべきか、それともこの場から魔術を発動すべきか。