本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
悪魔が遺した召喚者の名を目にした時、リティス自身も信じられなかった。
そこに記されていたのは、フィノラ・オセルティス――リティスの妹の名前だった。
「彼女は、自分の行為が問題だと気づいていないのだろうか。屋敷内に、慌てているような気配は見受けられないが」
アザレウスがこの屋敷に来るのは二度目。リティスを王宮図書館の職員にしたいと話をしに来た時以来だ。
もし、フィノラが自分の行為が問題だったと思っていれば、屋敷の中が多少慌ただしくなっていてもよさそうなものなのに、以前彼が訪れた時とまったく変わっていないように見えるのだろう。
「フィノラ本人と話をすればすぐにわかることです。それより、準備をしてしまいましょう」
「そうだな――皆、これを頼む」
アザレウスの指示で馬車から下ろされたのは、四つの魔道具だ。それを抱えた魔術師達は、馬に乗って走り去っていく。
慌てた様子で駆け戻ってきた門番が、大きく門を開いてくれた。再び馬車に乗り込み、馬車は車寄せへと進んでいく。
「……変わってないわね」
そこに記されていたのは、フィノラ・オセルティス――リティスの妹の名前だった。
「彼女は、自分の行為が問題だと気づいていないのだろうか。屋敷内に、慌てているような気配は見受けられないが」
アザレウスがこの屋敷に来るのは二度目。リティスを王宮図書館の職員にしたいと話をしに来た時以来だ。
もし、フィノラが自分の行為が問題だったと思っていれば、屋敷の中が多少慌ただしくなっていてもよさそうなものなのに、以前彼が訪れた時とまったく変わっていないように見えるのだろう。
「フィノラ本人と話をすればすぐにわかることです。それより、準備をしてしまいましょう」
「そうだな――皆、これを頼む」
アザレウスの指示で馬車から下ろされたのは、四つの魔道具だ。それを抱えた魔術師達は、馬に乗って走り去っていく。
慌てた様子で駆け戻ってきた門番が、大きく門を開いてくれた。再び馬車に乗り込み、馬車は車寄せへと進んでいく。
「……変わってないわね」