本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
家を出たリティスが頭角を現すとは、誰も思っていなかったのだ。アザレウスが王宮図書館に採用したのも、せいぜい雑用だろうと考えていたようだ。
「……伯爵家には、お茶の招待状も夜会の招待状も届かなくなったわ。私が誘っても、断られるようになってしまったし」
リティスが王宮で頭角を現したことで、今までリティスを不当に扱っていたと周囲に知られてしまったのが大きな理由だろう。伯爵家の財政状況もそれに拍車をかけたのかもしれない。
そんな中、エデルまでが出世の道を閉ざされてしまった。
そして、エデルは宰相から預かったとある書物をフィノラに渡したそうだ。そして、フィノラと宰相を引き合わせた。
「宰相閣下は、こうおっしゃったの。閣下に協力したら、――エデル様を、引き立ててくださるって」
フィノラの口から出てきたのは、あまりにも思いがけない話だった。リティスとアザレウスは顔を見合わせる。
「そ、それで――宰相閣下の命令で、魔術書を集めることになったのよ。皆、危険な魔術書だから破棄しないといけないって」
「もしかして、近頃起こっていた魔術書の盗難事件か?」
「……伯爵家には、お茶の招待状も夜会の招待状も届かなくなったわ。私が誘っても、断られるようになってしまったし」
リティスが王宮で頭角を現したことで、今までリティスを不当に扱っていたと周囲に知られてしまったのが大きな理由だろう。伯爵家の財政状況もそれに拍車をかけたのかもしれない。
そんな中、エデルまでが出世の道を閉ざされてしまった。
そして、エデルは宰相から預かったとある書物をフィノラに渡したそうだ。そして、フィノラと宰相を引き合わせた。
「宰相閣下は、こうおっしゃったの。閣下に協力したら、――エデル様を、引き立ててくださるって」
フィノラの口から出てきたのは、あまりにも思いがけない話だった。リティスとアザレウスは顔を見合わせる。
「そ、それで――宰相閣下の命令で、魔術書を集めることになったのよ。皆、危険な魔術書だから破棄しないといけないって」
「もしかして、近頃起こっていた魔術書の盗難事件か?」