本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
と、アザレウスはため息。あれだけで自白するなんて、アザレウスにとっては、フィノラは扱いやすい相手だったのだろう。そして、彼女を利用した宰相にとっても。
「次は、宰相だな。兄上に彼を呼び出してもらおう――リティス」
「はい、アザレウス様」
「宰相と話をする時、一緒にいてもらいたい。かまわないか」
「もちろんですとも!」
アザレウスの力になれるのなら、リティスはどんなことだってやるだろう。彼は、リティスに新たな人生を与えてくれた人なのだから。
塔を出て国王にすべてを報告すると、彼は渋い顔になった。
「……宰相が、そのようなことを。何が目的なのだ?」
「あの」
そっとリティスは右手を上げる。国王の目がリティスに向けられ、上げたばかりの手を下ろしたくなった。
「リティス嬢、何か考えが?」
「これが真実かどうかはわかりませんが」
と、ここに来るまでの間に考えていたことを口にする。
「宰相閣下は、妙齢のご令嬢をお持ちでしたよね?」
「……ああ」
「アザレウス様――王弟殿下に、その令嬢を嫁がせようとしていた、と考えるのは行きすぎでしょうか?」
「次は、宰相だな。兄上に彼を呼び出してもらおう――リティス」
「はい、アザレウス様」
「宰相と話をする時、一緒にいてもらいたい。かまわないか」
「もちろんですとも!」
アザレウスの力になれるのなら、リティスはどんなことだってやるだろう。彼は、リティスに新たな人生を与えてくれた人なのだから。
塔を出て国王にすべてを報告すると、彼は渋い顔になった。
「……宰相が、そのようなことを。何が目的なのだ?」
「あの」
そっとリティスは右手を上げる。国王の目がリティスに向けられ、上げたばかりの手を下ろしたくなった。
「リティス嬢、何か考えが?」
「これが真実かどうかはわかりませんが」
と、ここに来るまでの間に考えていたことを口にする。
「宰相閣下は、妙齢のご令嬢をお持ちでしたよね?」
「……ああ」
「アザレウス様――王弟殿下に、その令嬢を嫁がせようとしていた、と考えるのは行きすぎでしょうか?」