本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
(よく考えたら、私、信用されていなかったのかも?)
とも思うが、今さらである。
帳簿仕事を片付け、新しい代官の任命はどうするのか確認するため、父への手紙を書く。
こうして午前中は過ぎていき、昼食を終えてから街に出ようとしていたら、そこへ伯爵家からの使者が到着した。
(……何かあったのかしら)
考えられるとすれば、父がリティスの新しい縁談を決めたということだろうか。エデルとの婚約は、彼の希望で破棄されている。
(……もう、王都に戻らないといけないの?)
そう思った瞬間、肩にずしんとおもりが乗せられたような気がした。
ここでの生活は、とても気楽なものだった。
ご飯もおいしいし、自由だし、屋敷の人々も街の人々もリティスに優しくしてくれる。王都に戻る理由なんてなかった。
「あーあ」
街に行こうと思っていたが、気がそがれてしまった。
昼寝をするから誰も部屋に来ないようにと言いつけておいて、リティスは自分の部屋にこもる。
引っ張り出してきたのは、曽祖母のトランクだ。
「……よし」
トランクを開くと、そこから扉を引っ張り出す。
とも思うが、今さらである。
帳簿仕事を片付け、新しい代官の任命はどうするのか確認するため、父への手紙を書く。
こうして午前中は過ぎていき、昼食を終えてから街に出ようとしていたら、そこへ伯爵家からの使者が到着した。
(……何かあったのかしら)
考えられるとすれば、父がリティスの新しい縁談を決めたということだろうか。エデルとの婚約は、彼の希望で破棄されている。
(……もう、王都に戻らないといけないの?)
そう思った瞬間、肩にずしんとおもりが乗せられたような気がした。
ここでの生活は、とても気楽なものだった。
ご飯もおいしいし、自由だし、屋敷の人々も街の人々もリティスに優しくしてくれる。王都に戻る理由なんてなかった。
「あーあ」
街に行こうと思っていたが、気がそがれてしまった。
昼寝をするから誰も部屋に来ないようにと言いつけておいて、リティスは自分の部屋にこもる。
引っ張り出してきたのは、曽祖母のトランクだ。
「……よし」
トランクを開くと、そこから扉を引っ張り出す。