本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
どっしりとした大きな扉だ。その扉を壁に立てかけると、まるで最初からそこにあったかのようにぴったりと壁に張り付く。
リティスは、その扉に手をかけた。
扉を開けば、その向こうに広がっているのは王都の屋敷にあるはずの曽祖母の隠し部屋だ。
(……この部屋だけが私の居場所だと思っていたけれど)
王都ではどこにも居場所がないように思っていたが、領地に来てからは領地も自分のいる場所のように思い始めていたところだった。
使者がなんのために来たのか、今聞く必要はない。ここで、心を落ち着けてから話を聞こう。
リティスは、タイトルをじっくりと眺めながら、本棚の間を歩く。
曽祖母の隠し部屋は、屋敷の図書室の何倍もの広さがある。
入口のところに、曽祖母が残した記録が置かれていた。その記録をもとに考察すれば、今はリティスがここの管理人ということになっているようだ。
曽祖母も、それ以前の管理人から、この隠し部屋を引き継いだ。いつか、誰かがここを引き継ぐのだろうか。
管理人は必要とあらばこの空間を拡大することもできる。手持ちの本がもう少し増えたら、新しい書棚を増やしたい。
リティスは、その扉に手をかけた。
扉を開けば、その向こうに広がっているのは王都の屋敷にあるはずの曽祖母の隠し部屋だ。
(……この部屋だけが私の居場所だと思っていたけれど)
王都ではどこにも居場所がないように思っていたが、領地に来てからは領地も自分のいる場所のように思い始めていたところだった。
使者がなんのために来たのか、今聞く必要はない。ここで、心を落ち着けてから話を聞こう。
リティスは、タイトルをじっくりと眺めながら、本棚の間を歩く。
曽祖母の隠し部屋は、屋敷の図書室の何倍もの広さがある。
入口のところに、曽祖母が残した記録が置かれていた。その記録をもとに考察すれば、今はリティスがここの管理人ということになっているようだ。
曽祖母も、それ以前の管理人から、この隠し部屋を引き継いだ。いつか、誰かがここを引き継ぐのだろうか。
管理人は必要とあらばこの空間を拡大することもできる。手持ちの本がもう少し増えたら、新しい書棚を増やしたい。