本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
今までリティスの存在を、目に入れないようにしてきたのにおかしなものだ。
「明日、王弟殿下がこちらにお見えになる。お前が、しっかりお話をするんだぞ」
「なぜ、殿下がこちらに?」
「さあ。どこかでお前を見初めたのでは? そうでもなければ、殿下がお前に会いたいなんて言い出すはずないだろう」
やはり、アザレウスはリティスの魔術のことは秘密にしてくれているようだ。気は進まないが、明日、彼には会わねばなるまい。
翌朝。リティスのところには、真新しいドレスが届けられた。
今まで、リティスにはあまりドレスは買ってくれなかったのに珍しい。
いつもの仕立屋は、リティスのサイズを把握している。初めて袖を通したドレスだが、補正の必要はほとんどなかった。
(でも、あまり贅沢をしている場合ではないわよね……)
新しいドレスに袖を通すのにはわくわくするが、伯爵家の今の財政状況を考えれば、あまりよくないような気もする。
どうせ、これ以上リティスに新しいドレスを買ってくれるつもりはないだろうが、財布の紐は締めてもらった方がいい。
「明日、王弟殿下がこちらにお見えになる。お前が、しっかりお話をするんだぞ」
「なぜ、殿下がこちらに?」
「さあ。どこかでお前を見初めたのでは? そうでもなければ、殿下がお前に会いたいなんて言い出すはずないだろう」
やはり、アザレウスはリティスの魔術のことは秘密にしてくれているようだ。気は進まないが、明日、彼には会わねばなるまい。
翌朝。リティスのところには、真新しいドレスが届けられた。
今まで、リティスにはあまりドレスは買ってくれなかったのに珍しい。
いつもの仕立屋は、リティスのサイズを把握している。初めて袖を通したドレスだが、補正の必要はほとんどなかった。
(でも、あまり贅沢をしている場合ではないわよね……)
新しいドレスに袖を通すのにはわくわくするが、伯爵家の今の財政状況を考えれば、あまりよくないような気もする。
どうせ、これ以上リティスに新しいドレスを買ってくれるつもりはないだろうが、財布の紐は締めてもらった方がいい。