本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
座っていいと合図されるのを部屋に入ったところで待ち構えていた母とフィノラは、少々残念そうな顔になりながらもおとなしく退室していった。
「申し訳ないが、単刀直入に話をさせてもらいたい。リティス嬢を、王宮図書館の職員として迎え入れたいんだ」
「……え?」
先に声を上げたのは、リティスだった。
騎士団に誘われた時は断った。
だって、あの時は領地に行ってやるべきことがあったから。だが、今回の誘いは違う。
「……王宮図書館の職員、ですか?」
「ああ。リティス嬢は、古代魔術関連の書物が読めるだろう」
「……ええ、まあ」
父には内緒にしていたが、リティスの魔術はほぼ失われたと言っていい魔術陣を使用するもの。曽祖母の残した魔術書で独学だったとアザレウスには話をした記憶がある。
「リティス、お前、そうだったのか?」
「……ええ」
父がこちらに向き直ったので、しぶしぶ認めておく。
魔術書が読めると魔術が使えるはイコールではない。何が目的かは知らないが、アザレウスは魔術を使えるという点については秘密を守ってくれるようだ。
「しかし、お前、どこでそれを」
「申し訳ないが、単刀直入に話をさせてもらいたい。リティス嬢を、王宮図書館の職員として迎え入れたいんだ」
「……え?」
先に声を上げたのは、リティスだった。
騎士団に誘われた時は断った。
だって、あの時は領地に行ってやるべきことがあったから。だが、今回の誘いは違う。
「……王宮図書館の職員、ですか?」
「ああ。リティス嬢は、古代魔術関連の書物が読めるだろう」
「……ええ、まあ」
父には内緒にしていたが、リティスの魔術はほぼ失われたと言っていい魔術陣を使用するもの。曽祖母の残した魔術書で独学だったとアザレウスには話をした記憶がある。
「リティス、お前、そうだったのか?」
「……ええ」
父がこちらに向き直ったので、しぶしぶ認めておく。
魔術書が読めると魔術が使えるはイコールではない。何が目的かは知らないが、アザレウスは魔術を使えるという点については秘密を守ってくれるようだ。
「しかし、お前、どこでそれを」