本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「あら、お父様もそのおつもりだったのでしょう? エデル様の心を繋ぎ留められなかった私は、家を出され、お父様の望んだ嫁ぎ先に嫁がない限り、戻ることも許されなかったはずです」
「そ、そんなことはない……」
リティスの言葉に反論はしたものの、父の言葉は弱々しいものだった。
「王宮で働くならば、うかつに生家に戻れません。生家のために必要以上に利便を図っていると思われても困りますし」
というのは口実。
王宮で働いている者が、生家のために多少の口利きをするぐらいならば、お目こぼしされるはず。実際、王宮で働いている親族がいる者の方が、王宮に働き口を得やすいとも言うし。
リティスは生家のためにそこまでする必要は感じていないだけのこと。
「だが、勝手なことは」
「私は、家族ではなかったでしょう? 私が、この家にとどまる必要はありませんよね」
「リティス。私は、そんなつもりは」
にっこりと笑って、父の言葉を封じる。それから、リティスは深々と頭を下げた。
「お世話になりましたわ、お父様。オセルティス伯爵家から、王家に忠誠を誓う者が新たに出る。それでよろしいでしょう?」
「そ、そんなことはない……」
リティスの言葉に反論はしたものの、父の言葉は弱々しいものだった。
「王宮で働くならば、うかつに生家に戻れません。生家のために必要以上に利便を図っていると思われても困りますし」
というのは口実。
王宮で働いている者が、生家のために多少の口利きをするぐらいならば、お目こぼしされるはず。実際、王宮で働いている親族がいる者の方が、王宮に働き口を得やすいとも言うし。
リティスは生家のためにそこまでする必要は感じていないだけのこと。
「だが、勝手なことは」
「私は、家族ではなかったでしょう? 私が、この家にとどまる必要はありませんよね」
「リティス。私は、そんなつもりは」
にっこりと笑って、父の言葉を封じる。それから、リティスは深々と頭を下げた。
「お世話になりましたわ、お父様。オセルティス伯爵家から、王家に忠誠を誓う者が新たに出る。それでよろしいでしょう?」