本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「リティス・オセルティス伯爵令嬢。古文書を読むのに長けているのを先日知って、協力を求めたんだ」
「リティス・オセルティスです。どうぞよろしくお願いします」
アザレウスに紹介されたので、集まった皆の前で頭を下げる。
(歓迎、されていない感じかしらね……?)
生家での扱いが扱いだったので、人がこちらに向ける感情を読み取るのには長けている。そんな能力には目覚めない方が幸せだっただろうけれど。
「……本当に、古文書が読めるのですか?」
と、手を上げたのは、リティスより少々年上と思われる青年だった。
リティスは黙って頷く。
「もし、それが嘘だったとしたら?」
と、別の青年がこわごわと口を挟んだ。アザレウスを信じていないと言うことになってしまうから、言い出しにくかったのだろう。
「しばらくの間は試用期間ということになる。能力がないのであれば、正式採用はしない。何もできない人を置いておくほど、我々も余裕があるわけではないからな」
アザレウスの言葉に納得した様子で、口を挟んだ青年も口を閉じた。
「リティス・オセルティスです。どうぞよろしくお願いします」
アザレウスに紹介されたので、集まった皆の前で頭を下げる。
(歓迎、されていない感じかしらね……?)
生家での扱いが扱いだったので、人がこちらに向ける感情を読み取るのには長けている。そんな能力には目覚めない方が幸せだっただろうけれど。
「……本当に、古文書が読めるのですか?」
と、手を上げたのは、リティスより少々年上と思われる青年だった。
リティスは黙って頷く。
「もし、それが嘘だったとしたら?」
と、別の青年がこわごわと口を挟んだ。アザレウスを信じていないと言うことになってしまうから、言い出しにくかったのだろう。
「しばらくの間は試用期間ということになる。能力がないのであれば、正式採用はしない。何もできない人を置いておくほど、我々も余裕があるわけではないからな」
アザレウスの言葉に納得した様子で、口を挟んだ青年も口を閉じた。