本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
だが、今日はいつもとは違っていた。
アザレウスの左右に、小さな男の子と女の子がいる。
男の子の方は、八歳か九歳。十歳にはなっていないだろう。女の子の方は、五、六歳というところだろうか。見覚えのある顔立ちだ。二人とも、髪の色は銀。目の色は青。アザレウスと同じ色合いだ。
そこまで考えてから気がついた。
(……私ってば!)
アザレウスと一緒にいて、見覚えのある顔立ち――というか、アザレウスに似ている。
ということは、目の前にいるのは、国王の子供達。つまり、王太子殿下と王女殿下ではないか。
アザレウスは国王の弟だから、彼からすると甥と姪ということになる。
「僕、イレクス。よろしくね!」
「あたくち、セリカよ」
元気よく挨拶してくれた子供達の名は、王太子と王女のものだった。
「あなたが、お兄様のいい人?」
セリカから単刀直入にたずねられ、リティスは妙な声を立てそうになった。
叔父のはずだが、お兄様と呼んでいるのだなと頭のどこかで冷静に考えている。
アザレウスの左右に、小さな男の子と女の子がいる。
男の子の方は、八歳か九歳。十歳にはなっていないだろう。女の子の方は、五、六歳というところだろうか。見覚えのある顔立ちだ。二人とも、髪の色は銀。目の色は青。アザレウスと同じ色合いだ。
そこまで考えてから気がついた。
(……私ってば!)
アザレウスと一緒にいて、見覚えのある顔立ち――というか、アザレウスに似ている。
ということは、目の前にいるのは、国王の子供達。つまり、王太子殿下と王女殿下ではないか。
アザレウスは国王の弟だから、彼からすると甥と姪ということになる。
「僕、イレクス。よろしくね!」
「あたくち、セリカよ」
元気よく挨拶してくれた子供達の名は、王太子と王女のものだった。
「あなたが、お兄様のいい人?」
セリカから単刀直入にたずねられ、リティスは妙な声を立てそうになった。
叔父のはずだが、お兄様と呼んでいるのだなと頭のどこかで冷静に考えている。