皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
「結婚を決めた時に愛し合うって、こんなにも震える事なんだね。」

その言葉に、今度は私の体も震えた。

「ああ、今までと違う。セラフィーヌが奥から伝わってくる。」

「ああ……」

私はこの快感に我慢できなくて、枕に顔を埋めながら、シーツを握りしめる。

そうして私が悶えると、アレシオの熱が深く入ってきた。

「俺をこんなに締め付けて、君は情熱的なんだね。」

「だって……だってえ……」

思わずこぼれた言葉に、アレシオは微笑んだ。

「可愛い……こんなにも俺を感じてくれるなんて。」

彼の声が耳元で揺れるたびに、身体の奥が甘く震える。

互いの心が、想いが、熱が──ひとつになる感覚。

「どうしてぇ……こんなに優しいの……」

涙まじりにこぼした私の言葉に、アレシオは微笑んだ。

「君を愛してるからだよ。心も、身体も。」

彼の動きは一つひとつが丁寧で、私を傷つけることなど決してない。
< 197 / 234 >

この作品をシェア

pagetop