年下上司に懐かれましたがその人には好きな人がいて…そんなあなたの気持ちが知りたいです。

仕事に復帰した副社長は何故かリハビリに行く前に3階に顔を出し

「千羽弥さん、リハビリ行ってきます」

と声をかけてから行き始めた。

「何か副社長楽しそうですね」

梶原さんにも言われる始末

「日に日に動けるのが嬉しいんじゃないですかね」

「でも僕がいても工藤くんは千羽弥さんって声かけるじゃないですか(笑)あれ?僕がマネージャーですよね、と疑うくらい千羽弥さんに懐いてますよね」

梶原さんは外で一緒の時は副社長と呼ばないで欲しいと言われていて工藤くんといつも呼んでいる。

「懐いてますかね?(笑)」

「最近そう見えますよ(笑)マネージャー代わりませんか?」

「代わりません(笑)」


少し残業もして時刻は21時

家に着くと副社長が待っていた。

「どうしたんですか?」

「ミルクに会いたくて来ちゃった」

「連絡くださいよ、何時間待ってたんですか」

「リハビリついでにウロウロ歩いてたからどれだけ待ったとか覚えてない、千羽弥さん忙しいの知ってるし、お土産も買ってきた」

千羽弥は鍵を開けて皇平を中に入れた。

「ミルク〜久しぶりだね、1ヶ月くらいかな〜いつも可愛いね、お前は」

「あれ?松葉杖は?」

「取れた!だからお祝いしようと思って千羽弥さんの好きな穴子のお寿司を詰めてもらったんだー」

嬉しそうな笑顔に千羽弥は少しドキッとした。

あれ?私……
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