年下上司に懐かれましたがその人には好きな人がいて…そんなあなたの気持ちが知りたいです。
彼女?

玄関を開けると

「広っ!」

と思わず千羽弥は大きな声が出て、声も響いたので手で口を覆った。

「上がって」

「お邪魔します」

リビングダイニングも綺麗に整理されていてど真ん中に大きなダンボールがドンと置かれてあった。

注文したスポーツタオルはしっかり箱に入っておりきれいに並んでいる。

「明日の夜、練習があるんだけど、千羽に一緒に来て欲しい」

「そういう事ね、いいよ」

何か飲む?と聞かれダイニングに二人で行くとコーヒーを皇平くんが入れてくれた。

「美味しい、ありがとう」

ふとお酒のコーナーにこの前写真で見たシャンパンが置いてあった。

「まだシャンパン飲んでなかったんだね」

「うん、まだ完全に治るまではアルコールは飲まないんだ」

「偉いね」

「千羽ってお酒飲むの?」

「飲めない事はないんだけど、朝が起きれない(笑)」

「二日酔いになるんだね」

「皇平くんはならないの?」

「基本ならないかな、足が治ったら全快祝いしてくれよな(笑)」

「まぁ、いいけど?」

「それでさ……もう1つお願いが…いや、2つかな」

「えっ!?」

千羽弥は皇平くんのお願いをじっと聞いていると……
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