喜びをあなたと一緒に

気を取り直して、油彩画のブースに移動した。
油彩画もやはり素晴らしかった。
しかし、自分がやりたいことかと問うと、これもまたピンとこなかった。

またまた気を取り直して、今度は版画のブースへ移動した。
版画もやはり素晴らしかった。
しかし、これもまたピンとこない。
膨らんでいた期待が、段々沈んでいくのを感じた。

そんなことを繰り返しているうちに、全ての作品を見終わってしまった。
窓の外は暗い。疲労が一気に押し寄せくる。疲れた。
そういえば、ずっと立ちっぱなしだった。