喜びをあなたと一緒に
朝起きると、昨日の大雨が嘘だったかのように雲ひとつない青空だった。
カーテンを開けて、窓に向かって大きく伸びをした。
日差しの暖かさを感じる。
「よし、頑張るぞ。」
自分を鼓舞してから身支度に取りかかった。

今日は、春の暖かさが感じられる良い天気だったから、ワンピースにカーディガンを羽織って出た。

聡真さんのカフェに向かって歩く。

昨日は暗くて見えなかったが、2階建ての建物だった。
焦げ茶色の木材を基調とした外壁からは、落ち着いた雰囲気と温かさが感じられた。
建物中央にあるドアも木製で揃えられている。
ドアの両側には大きめの窓があり、店内の様子が見えるようになっている。
ドアの上には看板があり、「Cafe Giglio(カフェ ジリオ)」と書かれていた。

昨日見えた椅子の上には、植木鉢が置いてあった。
淡い緑色の花がうつむきがちに咲いている。
何て名前の花なんだろう。
名前も知らないその花が印象に残った。

お店の横には外階段があり、2階に繋がっていた。
おそらく、2階部分は住居となっているのだろう。
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