小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第25話 ついばみたい喉(3/6)
◆
寺院から少し離れた、静かな山奥の川。かすかに鳥のさえずりがして、水面に陽の光が輝いている。
フェイリンはシャオレイを抱えたまま、川へ足を踏み入れた。
冷たい水が、熱くほてったシャオレイの肌を包み込んだ。
「……っ!」
シャオレイは思わず声を漏らして、震えながらフェイリンにしがみついた。だが、フェイリンの体温がまとわりつくようで、余計に熱くなる。
「……離して……」
「流されるぞ」
フェイリンは冷静に答えた。
だが、戸惑いとイラ立ちの入り混じった感情が、フェイリンの胸をかき乱していた。
(目の前の女は、皇帝を愛している。
俺のことなど、ただの”共謀者”としか思っていない。
――なんで俺は、ここまでしてやるんだ……。
こいつの義兄だからか?)
思いとは裏腹に、フェイリンの腕はシャオレイが流されないように、力を込めていた。
それから、手で水をすくい、シャオレイの口元へと運んだ。
シャオレイは苦しそうに水を飲み込んだ。一口、また一口と飲むたび、シャオレイから荒い息がこぼれる。
フェイリンは、シャオレイの濡れて透けた衣から目をそらしていた。だが、シャオレイの唇と声がまとわりつき、身体の奥がざわめくのを感じた。
シャオレイは大きく息をつくと、フェイリンの胸に再び身を預けた。
川の水に混じったフェイリンの匂いが、シャオレイの鼻をくすぐる。
◆
寺院から少し離れた、静かな山奥の川。かすかに鳥のさえずりがして、水面に陽の光が輝いている。
フェイリンはシャオレイを抱えたまま、川へ足を踏み入れた。
冷たい水が、熱くほてったシャオレイの肌を包み込んだ。
「……っ!」
シャオレイは思わず声を漏らして、震えながらフェイリンにしがみついた。だが、フェイリンの体温がまとわりつくようで、余計に熱くなる。
「……離して……」
「流されるぞ」
フェイリンは冷静に答えた。
だが、戸惑いとイラ立ちの入り混じった感情が、フェイリンの胸をかき乱していた。
(目の前の女は、皇帝を愛している。
俺のことなど、ただの”共謀者”としか思っていない。
――なんで俺は、ここまでしてやるんだ……。
こいつの義兄だからか?)
思いとは裏腹に、フェイリンの腕はシャオレイが流されないように、力を込めていた。
それから、手で水をすくい、シャオレイの口元へと運んだ。
シャオレイは苦しそうに水を飲み込んだ。一口、また一口と飲むたび、シャオレイから荒い息がこぼれる。
フェイリンは、シャオレイの濡れて透けた衣から目をそらしていた。だが、シャオレイの唇と声がまとわりつき、身体の奥がざわめくのを感じた。
シャオレイは大きく息をつくと、フェイリンの胸に再び身を預けた。
川の水に混じったフェイリンの匂いが、シャオレイの鼻をくすぐる。