小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第67話 冷たい檻(3/5)
女官は何も気づかず、手を離した。
シャオレイが決意を固めている間に、下半身の検査も終わった。
それからシャオレイは、麻でできた粗末な衣を渡された。それにはシミの跡があり、血痕のようなものが残っている。
記録係の女官は、衣《ころも》を着るシャオレイを見届けてから、書状を持って席を外した。
そのとき、シャオレイが必死で訴えた。
「待って!陛下にお伝えしてください……。
私が、ビン・ユエンの罰を肩代わりすると。
すべて、私の罪なのです……!」
それを見た記録係の女官が、わずかに眉を寄せた。
別の女官が、シャオレイを制した。
「陛下の裁可《さいか※》が下るまで、ここでお待ちください」[※皇帝が上奏文を許可すること]
シャオレイは、叫んだ。
「お願い、陛下にお伝えして……!」
シャオレイは、待機する間、凍る手に息を吐きかけた。冷たい床が足を凍らせ、粗末な衣が彼女の肌を突き刺している。
(私なら大丈夫……死んでも小鳥が転生させてくれるはずだから。
それに、一度死んでるから怖くないわ……。
私なら、100打も受けないうちに命を落とす……だってヤワだもの。
――そうでしょう?フェイリン……)
フェイリンに呼びかけて無理に茶化してみるものの、シャオレイの震えが止まらない。
寒さのせいか、恐怖のせいか、シャオレイには分からなかった。
女官は何も気づかず、手を離した。
シャオレイが決意を固めている間に、下半身の検査も終わった。
それからシャオレイは、麻でできた粗末な衣を渡された。それにはシミの跡があり、血痕のようなものが残っている。
記録係の女官は、衣《ころも》を着るシャオレイを見届けてから、書状を持って席を外した。
そのとき、シャオレイが必死で訴えた。
「待って!陛下にお伝えしてください……。
私が、ビン・ユエンの罰を肩代わりすると。
すべて、私の罪なのです……!」
それを見た記録係の女官が、わずかに眉を寄せた。
別の女官が、シャオレイを制した。
「陛下の裁可《さいか※》が下るまで、ここでお待ちください」[※皇帝が上奏文を許可すること]
シャオレイは、叫んだ。
「お願い、陛下にお伝えして……!」
シャオレイは、待機する間、凍る手に息を吐きかけた。冷たい床が足を凍らせ、粗末な衣が彼女の肌を突き刺している。
(私なら大丈夫……死んでも小鳥が転生させてくれるはずだから。
それに、一度死んでるから怖くないわ……。
私なら、100打も受けないうちに命を落とす……だってヤワだもの。
――そうでしょう?フェイリン……)
フェイリンに呼びかけて無理に茶化してみるものの、シャオレイの震えが止まらない。
寒さのせいか、恐怖のせいか、シャオレイには分からなかった。