小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第68話 刑の執行(3/4)
そのとき、杖刑が唐突に終わりを告げた。
見物人たちのざわめきの中、瀕死のフェイリンは牢へと運ばれていった。
メイレンとリーハイが、いぶかし気な顔をする。
実は、執行直前に70打へと減刑されていたのだ。
今朝、シュエン妃の懐妊がゼフォンに伝えられた。それを受けて、ゼフォンが”慶事に不吉なことはふさわしくない”と、命じたのだ。
◆
芳沁宮《ほうしんきゅう》では、シュエン妃がため息をついていた。
(ヤン妃は寵愛されていたのに、なぜ密通なんて愚かなことを……。
でも――)
シュエン妃は、お腹を愛おしそうにさすった。
(この子が授かったのは、ヤン妃が橋渡ししてくれたおかげ。
私の後ろ盾が出来たから、もうメイレンに従う必要はないわ)
シュエン妃は、もうしばらく懐妊を黙っているつもりだった。だが、シャオレイが危機に陥ったため、やむなく報告をした。
だが、シュエン妃の心には、少しの痛みが残った。
(本当は、ヤン妃の冷宮送りを回避できればよかったけど……。
陛下を裏切ったのだから、仕方ないわね)
そのとき、杖刑が唐突に終わりを告げた。
見物人たちのざわめきの中、瀕死のフェイリンは牢へと運ばれていった。
メイレンとリーハイが、いぶかし気な顔をする。
実は、執行直前に70打へと減刑されていたのだ。
今朝、シュエン妃の懐妊がゼフォンに伝えられた。それを受けて、ゼフォンが”慶事に不吉なことはふさわしくない”と、命じたのだ。
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芳沁宮《ほうしんきゅう》では、シュエン妃がため息をついていた。
(ヤン妃は寵愛されていたのに、なぜ密通なんて愚かなことを……。
でも――)
シュエン妃は、お腹を愛おしそうにさすった。
(この子が授かったのは、ヤン妃が橋渡ししてくれたおかげ。
私の後ろ盾が出来たから、もうメイレンに従う必要はないわ)
シュエン妃は、もうしばらく懐妊を黙っているつもりだった。だが、シャオレイが危機に陥ったため、やむなく報告をした。
だが、シュエン妃の心には、少しの痛みが残った。
(本当は、ヤン妃の冷宮送りを回避できればよかったけど……。
陛下を裏切ったのだから、仕方ないわね)