小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第68話 刑の執行(4/4)
◆
冷宮で、シャオレイは耳をすましていた。
外のざわめきが、歓声からどよめきに変わった。
やがて――その声すら、聞こえなくなった。
世界が、音ごと止まったようだった。
シャオレイの心臓を、冷たい手でわしづかみにされたようだった。
いつの間にか、シャオレイの手の中にかんざしがあった。
それはかつて、フェイリンがシャオレイの髪に挿してくれたものだ。
『絶対に生き残れ』
力強く抱きしめるフェイリンの腕、耳元でささやく彼の声――それらが、シャオレイの記憶の底から浮かぶ。
シャオレイは扉を見つめたまま、かんざしを強く握りしめた。
(まさか……まさか……)
シャオレイはただ、震えることしかできなかった。
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冷宮で、シャオレイは耳をすましていた。
外のざわめきが、歓声からどよめきに変わった。
やがて――その声すら、聞こえなくなった。
世界が、音ごと止まったようだった。
シャオレイの心臓を、冷たい手でわしづかみにされたようだった。
いつの間にか、シャオレイの手の中にかんざしがあった。
それはかつて、フェイリンがシャオレイの髪に挿してくれたものだ。
『絶対に生き残れ』
力強く抱きしめるフェイリンの腕、耳元でささやく彼の声――それらが、シャオレイの記憶の底から浮かぶ。
シャオレイは扉を見つめたまま、かんざしを強く握りしめた。
(まさか……まさか……)
シャオレイはただ、震えることしかできなかった。