小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第69話 本当の愛の終わり(4/6)
表情をこわばらせているシャオレイへ、メイレンが追い打ちをかけた。
「杖刑を受けていた男は、ユン家の残党であろう?
今回の騒ぎは、そやつが仕組んだ罠だと思っておる」
杖刑。
その言葉に、シャオレイの心臓が大きく跳ねた。だが、すぐに平静を装う。
(半分当たってるわ。
でも、思いがけず皇后も痛手を負ったのね……)
「申し訳ありません……。
愚かな私には、殿下のおっしゃることが良く分かりません」
「……あの男は頑丈だな。
杖刑を100打も受けて、途中で死なない者は初めて見た」
シャオレイの反応を探るため、メイレンはわざと”100打”と言った。
シャオレイの体が揺れ、その場にへたり込んだ。だが、シャオレイは声を振り絞った。
「”途中で死ななかった”――では……今は……!?」
「牢に戻されるところまでは見たぞ。
虫の息でな……」
「嘘……!」
メイレンは、ゆっくりと首を振った。
「私が嘘をついて、何か得があるというのか……?
それにしても、陛下のお怒りは深い……。
いっそ首をはねられたほうがマシだったな……。
あやつの肉は裂かれ、血を噴き出しておった……」
その瞬間――シャオレイの耳からすべての音が遠ざかり、視界から色が消え、手足の感覚がなくなった。
シャオレイのすべてが凍りつき、静けさの底へ落ちていった。
それからシャオレイの胸に、締めつけるような痛みが襲ってきた。
(私のせいだわ……私があのときうかつに飛び出したせいで……フェイリンが……)
かんざしを握るシャオレイの手に力が入りすぎて、指が白くなる。
表情をこわばらせているシャオレイへ、メイレンが追い打ちをかけた。
「杖刑を受けていた男は、ユン家の残党であろう?
今回の騒ぎは、そやつが仕組んだ罠だと思っておる」
杖刑。
その言葉に、シャオレイの心臓が大きく跳ねた。だが、すぐに平静を装う。
(半分当たってるわ。
でも、思いがけず皇后も痛手を負ったのね……)
「申し訳ありません……。
愚かな私には、殿下のおっしゃることが良く分かりません」
「……あの男は頑丈だな。
杖刑を100打も受けて、途中で死なない者は初めて見た」
シャオレイの反応を探るため、メイレンはわざと”100打”と言った。
シャオレイの体が揺れ、その場にへたり込んだ。だが、シャオレイは声を振り絞った。
「”途中で死ななかった”――では……今は……!?」
「牢に戻されるところまでは見たぞ。
虫の息でな……」
「嘘……!」
メイレンは、ゆっくりと首を振った。
「私が嘘をついて、何か得があるというのか……?
それにしても、陛下のお怒りは深い……。
いっそ首をはねられたほうがマシだったな……。
あやつの肉は裂かれ、血を噴き出しておった……」
その瞬間――シャオレイの耳からすべての音が遠ざかり、視界から色が消え、手足の感覚がなくなった。
シャオレイのすべてが凍りつき、静けさの底へ落ちていった。
それからシャオレイの胸に、締めつけるような痛みが襲ってきた。
(私のせいだわ……私があのときうかつに飛び出したせいで……フェイリンが……)
かんざしを握るシャオレイの手に力が入りすぎて、指が白くなる。