小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第69話 本当の愛の終わり(5/6)
メイレンは確信していた。
(やはり、ユン家のネズミと深くつながっているか。
――今すぐ始末せずとも、使い道はあるから生かしておくか……。
ダン・ゼフォンは、小鳥に未練があるからな)
メイレンは、踵《きびす》を返してゆっくりと去っていく。
シャオレイの瞳に、メイレンの背が映っていた。
(フェイリンは、仇討ちに命を賭けていたわ……。
――なら、私が代わりに……)
次の瞬間、メイレンは殺気に振り返った。
そこには、かんざしを突き出すシャオレイの姿があった。
その腕を、即座にミンシーがつかんだ。しばらくシャオレイともみ合いになっていたが、ミンシーが突然、うめき声をあげて崩れ落ちた。
メイレンの目が見開かれた。
シャオレイはすぐさま、メイレンへかんざしを突き出す。
だが――金属音がして、かんざしは床に転がった。メイレンの短剣が、かんざしを弾いたのだ。
メイレンから短剣を突きつけられたまま、シャオレイが肩で息をしたまま憎々しげににらむ。
メイレンは倒れたミンシーをちらりと見て、シャオレイのかんざしを指した。
「即効性の毒か。
ただの“小鳥”かと思いきや……。
それは、ユン家のネズミに託されたんだろう?」
メイレンは思考をめぐらした。
(だが……なぜ、ネズミは脱獄して直接私を狙わない?
なぜ、おとなしく杖刑を受けた?
――それほど、男女の情が深いということか)
メイレンは、小さく笑った。
「なるほど……陛下が激怒されるわけだ」
メイレンは確信していた。
(やはり、ユン家のネズミと深くつながっているか。
――今すぐ始末せずとも、使い道はあるから生かしておくか……。
ダン・ゼフォンは、小鳥に未練があるからな)
メイレンは、踵《きびす》を返してゆっくりと去っていく。
シャオレイの瞳に、メイレンの背が映っていた。
(フェイリンは、仇討ちに命を賭けていたわ……。
――なら、私が代わりに……)
次の瞬間、メイレンは殺気に振り返った。
そこには、かんざしを突き出すシャオレイの姿があった。
その腕を、即座にミンシーがつかんだ。しばらくシャオレイともみ合いになっていたが、ミンシーが突然、うめき声をあげて崩れ落ちた。
メイレンの目が見開かれた。
シャオレイはすぐさま、メイレンへかんざしを突き出す。
だが――金属音がして、かんざしは床に転がった。メイレンの短剣が、かんざしを弾いたのだ。
メイレンから短剣を突きつけられたまま、シャオレイが肩で息をしたまま憎々しげににらむ。
メイレンは倒れたミンシーをちらりと見て、シャオレイのかんざしを指した。
「即効性の毒か。
ただの“小鳥”かと思いきや……。
それは、ユン家のネズミに託されたんだろう?」
メイレンは思考をめぐらした。
(だが……なぜ、ネズミは脱獄して直接私を狙わない?
なぜ、おとなしく杖刑を受けた?
――それほど、男女の情が深いということか)
メイレンは、小さく笑った。
「なるほど……陛下が激怒されるわけだ」