小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第70話 折れた羽(2/7)
◆
冷宮の闇の中から、気の触れた廃妃たちの叫び声が響いている。
シャオレイは両耳をふさいで、敷布の中で、ただ耐えていた。
そのときだった。
勢いよく扉が開いた音に、シャオレイは驚いて顔を上げた。
部屋の入り口には、気が触れた廃妃が立っていた。
「陛下のお心を奪った女…!」
目の血走った廃妃が、叫びながらシャオレイに飛びかかってくる。廃妃の両手がシャオレイの首に食い込み、喉を潰すように締め上げられる。
シャオレイはとっさに、かんざしを廃妃の腕に突き刺した。
かんざしの毒針は一度ミンシーへ使用してしまったので、毒の効果は薄い。だが、廃妃は痛みでひるみ、部屋から逃げ出して行った。
シャオレイは、急いで扉の前に寝台と卓を置き、侵入を防いだ。
それから部屋の隅にへたり込んだまま、かんざしを握りしめる。
だが、これは冷宮の地獄の始まりにすぎなかった。
◆
冷宮の闇の中から、気の触れた廃妃たちの叫び声が響いている。
シャオレイは両耳をふさいで、敷布の中で、ただ耐えていた。
そのときだった。
勢いよく扉が開いた音に、シャオレイは驚いて顔を上げた。
部屋の入り口には、気が触れた廃妃が立っていた。
「陛下のお心を奪った女…!」
目の血走った廃妃が、叫びながらシャオレイに飛びかかってくる。廃妃の両手がシャオレイの首に食い込み、喉を潰すように締め上げられる。
シャオレイはとっさに、かんざしを廃妃の腕に突き刺した。
かんざしの毒針は一度ミンシーへ使用してしまったので、毒の効果は薄い。だが、廃妃は痛みでひるみ、部屋から逃げ出して行った。
シャオレイは、急いで扉の前に寝台と卓を置き、侵入を防いだ。
それから部屋の隅にへたり込んだまま、かんざしを握りしめる。
だが、これは冷宮の地獄の始まりにすぎなかった。