小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第71話 よみがえる熱(6/6)
ジュンの配下は、シャオレイの衣をフェイリンから受け取ったあと、女の遺体へ着せていった。
シャオレイは裸のまま、フェイリンから毛織物の外套に包まれ、抱きあげられた。
宦官に扮した男たちが、シャオレイたちを「こちらへ」と、部屋の外へ誘導する。
シャオレイたちの背後で、黒ずくめの男たちが女の遺体を梁に吊るしていく。
その様子を、シャオレイは振り返って見ていた。
(“私”は死ぬのね……)
だが、シャオレイに驚きも恐怖もなかった。
夜風に吹かれたシャオレイの顔には、ただ冷めた目があった。
(陛下は、どんな顔をされるのかしら?
哀れむ?
それとも、何も感じられないのかしら……)
フェイリンの血と薬の匂いが、シャオレイのすぐそばから漂ってくる。
シャオレイは、フェイリンの胸に顔をうずめた。
(どうしてフェイリンは助かったのかしら……?)
フェイリンの匂いが、シャオレイの胸を満たした。
(――そんなこと、今はどうでもいい。
さっきまで心が凍りついてたのに、今は……熱いわ)
ジュンの配下は、シャオレイの衣をフェイリンから受け取ったあと、女の遺体へ着せていった。
シャオレイは裸のまま、フェイリンから毛織物の外套に包まれ、抱きあげられた。
宦官に扮した男たちが、シャオレイたちを「こちらへ」と、部屋の外へ誘導する。
シャオレイたちの背後で、黒ずくめの男たちが女の遺体を梁に吊るしていく。
その様子を、シャオレイは振り返って見ていた。
(“私”は死ぬのね……)
だが、シャオレイに驚きも恐怖もなかった。
夜風に吹かれたシャオレイの顔には、ただ冷めた目があった。
(陛下は、どんな顔をされるのかしら?
哀れむ?
それとも、何も感じられないのかしら……)
フェイリンの血と薬の匂いが、シャオレイのすぐそばから漂ってくる。
シャオレイは、フェイリンの胸に顔をうずめた。
(どうしてフェイリンは助かったのかしら……?)
フェイリンの匂いが、シャオレイの胸を満たした。
(――そんなこと、今はどうでもいい。
さっきまで心が凍りついてたのに、今は……熱いわ)