小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第74話 いちばん大事な人(2/7)
◆
フェイリンは、ずっと眠り続けた。
シャオレイは、ずっとフェイリンに添い寝していた。時々目を開け、彼の呼吸を確かめる。
(フェイリンは前世でも命を落としたし、今世でも瀕死だわ。
目を離したら、死んでしまいそう……)
3日目の朝、ようやくフェイリンが目を覚ました。
「シャオレイ……」
そのフェイリンの声に、長椅子で化粧をしていたシャオレイが振り返った。
フェイリンはうつぶせのまま首だけを傾け、シャオレイを見ていた。
シャオレイが寝台に腰かけて言った。
「痛む……?」
「たいしたことはない……」
「資金を引き出しに行こうと思うんだけど――」
「いや、女将に頼め……。
信用できるから心配ない。
――ダン・ゼフォンが、死体の偽装に気づかないとも限らないからな」
その言葉に、シャオレイの顔が引き締まった。
シャオレイは「分かったわ」というと、すぐに女将の元へ向かった。
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フェイリンは、ずっと眠り続けた。
シャオレイは、ずっとフェイリンに添い寝していた。時々目を開け、彼の呼吸を確かめる。
(フェイリンは前世でも命を落としたし、今世でも瀕死だわ。
目を離したら、死んでしまいそう……)
3日目の朝、ようやくフェイリンが目を覚ました。
「シャオレイ……」
そのフェイリンの声に、長椅子で化粧をしていたシャオレイが振り返った。
フェイリンはうつぶせのまま首だけを傾け、シャオレイを見ていた。
シャオレイが寝台に腰かけて言った。
「痛む……?」
「たいしたことはない……」
「資金を引き出しに行こうと思うんだけど――」
「いや、女将に頼め……。
信用できるから心配ない。
――ダン・ゼフォンが、死体の偽装に気づかないとも限らないからな」
その言葉に、シャオレイの顔が引き締まった。
シャオレイは「分かったわ」というと、すぐに女将の元へ向かった。