小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第83話 取り戻した瑠璃色の小鳥(3/6)
部屋には、ゼフォンとシャオレイだけが残された。
ゼフォンが歩み寄ってくるにつれて、シャオレイの体はこわばる。
(私は死んだことになってるのね。
でも、殺されるのは2度目だもの、怖くない。
それに、回帰転生が起きても、必ずフェイリンの元へ戻れるわ。
大丈夫……大丈夫よ――)
ゼフォンにそっとあごをつかまれた瞬間、シャオレイの体が小さく跳ねた。
だが、シャオレイは気丈にゼフォンを見つめていた。
次の瞬間、ゼフォンの口からシャオレイの予想もつかない言葉がこぼれた。
「今からそなたは、ルリ姫だ」
「……ルリ?」
シャオレイは、自分の耳を疑った。
「瑠璃鳥《るりちょう※》だ。……歌声が美しい」 [※濃い青紫色の鳥]
ゼフォンはほほ笑みながら、シャオレイの頬を撫でる。それから、宮女へ「ルリ姫に湯あみを」と命じた。
シャオレイは困惑しながら、宮女に連れられて部屋を出ていった。
(陛下は、私を別人として囲うつもり……?
私に激怒されて見限ったのではないの……?)
ゼフォンは、あんなに切望したシャオレイをすぐに抱きしめなかった。それは、葛藤があったからだ。
(よりにもよって、ラン氏にカナリアを連れ戻されるとはな……。
あやつの思い通りになってたまるか)
部屋には、ゼフォンとシャオレイだけが残された。
ゼフォンが歩み寄ってくるにつれて、シャオレイの体はこわばる。
(私は死んだことになってるのね。
でも、殺されるのは2度目だもの、怖くない。
それに、回帰転生が起きても、必ずフェイリンの元へ戻れるわ。
大丈夫……大丈夫よ――)
ゼフォンにそっとあごをつかまれた瞬間、シャオレイの体が小さく跳ねた。
だが、シャオレイは気丈にゼフォンを見つめていた。
次の瞬間、ゼフォンの口からシャオレイの予想もつかない言葉がこぼれた。
「今からそなたは、ルリ姫だ」
「……ルリ?」
シャオレイは、自分の耳を疑った。
「瑠璃鳥《るりちょう※》だ。……歌声が美しい」 [※濃い青紫色の鳥]
ゼフォンはほほ笑みながら、シャオレイの頬を撫でる。それから、宮女へ「ルリ姫に湯あみを」と命じた。
シャオレイは困惑しながら、宮女に連れられて部屋を出ていった。
(陛下は、私を別人として囲うつもり……?
私に激怒されて見限ったのではないの……?)
ゼフォンは、あんなに切望したシャオレイをすぐに抱きしめなかった。それは、葛藤があったからだ。
(よりにもよって、ラン氏にカナリアを連れ戻されるとはな……。
あやつの思い通りになってたまるか)