小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第87話 後悔の渦(4/5)
◆
一方、御座船の甲板では、ゼフォンの内侍のひとり――ムー内侍が密かに渡し船へと向かっていた。
行き先は、後宮船だ。
ムー内侍は、メイレンの間者だったのだ。
◆
ムー内侍から密告を受けたメイレンは、フェイリンへあきれていた。
「やれやれ……ネズミめ。
そんなに自分の女が大事か」
ミンシーが言った。
「ヤン妃――いえ、ルリ姫を使う計画が狂いましたね」
メイレンは、”女に溺れている暗君を討伐した”という、謀反の大義名分にシャオレイを使おうとしていた。
「反乱軍の前で傾国と罵られる大役を、あやつに授けてやろうとしたのに。
――まあ、よい」
ムー内侍が退いたあと、メイレンは立ち上がり、我が子――第7皇子の元へ行った。
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一方、御座船の甲板では、ゼフォンの内侍のひとり――ムー内侍が密かに渡し船へと向かっていた。
行き先は、後宮船だ。
ムー内侍は、メイレンの間者だったのだ。
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ムー内侍から密告を受けたメイレンは、フェイリンへあきれていた。
「やれやれ……ネズミめ。
そんなに自分の女が大事か」
ミンシーが言った。
「ヤン妃――いえ、ルリ姫を使う計画が狂いましたね」
メイレンは、”女に溺れている暗君を討伐した”という、謀反の大義名分にシャオレイを使おうとしていた。
「反乱軍の前で傾国と罵られる大役を、あやつに授けてやろうとしたのに。
――まあ、よい」
ムー内侍が退いたあと、メイレンは立ち上がり、我が子――第7皇子の元へ行った。