小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第13話 羽の休まる場所(3/6)
フェイリンには”俺がこの女を支えてやる”という、欲望が湧いていた。
「――メイレンのしわざにしちゃ、ずさんだな。
奴だったら致死量の毒を盛るし、誰が仕掛けたのか分からないようにする。
シュエン妃の単独犯だろう」
「そうね」
「軽い毒でも濃縮すれば、二度と声を出せなくできる。
それに、他の飲食物と共に摂っていたら激化していたかもしれん。
このことは、予言出来なかったのか?
それに、小鳥が警告しなかったのが妙だな――」
シャオレイの曇った顔に気づかず、フェイリンはぶつぶつとひとりでつぶやき始めた。
「やはり、取るに足らない出来事――ただの幼稚な嫌がらせなのかもしれんな。
そなたは皇帝の寵愛を受けているから、シュエン妃に嫉妬されただけなんじゃないのか?
排除したいなら、あえて奴の思惑どおりに毒をあおる手もあるが。
――まあでも、結果論だろうな。
どっちにしろ、奴は侍女に罪をかぶせてしらを切り通す。
大ごとにしないというのが、最良だな。
やっかいだな後宮というものは――」
「フェイリン」
フェイリンはやっと、シャオレイを見た。彼女はにっこりと笑っている。
「あなたがいつも通りで安心したわ。冷静な分析が”とっても”ためになる」
シャオレイの嫌みを真に受けて、彼は真顔で助言を始めた。
「なんだったら、毒に体を慣らす方法を教えてやっても――」
フェイリンの唇を、シャオレイは指で押さえた。眉をひそめるフェイリンを、シャオレイは放っておいた。
フェイリンには”俺がこの女を支えてやる”という、欲望が湧いていた。
「――メイレンのしわざにしちゃ、ずさんだな。
奴だったら致死量の毒を盛るし、誰が仕掛けたのか分からないようにする。
シュエン妃の単独犯だろう」
「そうね」
「軽い毒でも濃縮すれば、二度と声を出せなくできる。
それに、他の飲食物と共に摂っていたら激化していたかもしれん。
このことは、予言出来なかったのか?
それに、小鳥が警告しなかったのが妙だな――」
シャオレイの曇った顔に気づかず、フェイリンはぶつぶつとひとりでつぶやき始めた。
「やはり、取るに足らない出来事――ただの幼稚な嫌がらせなのかもしれんな。
そなたは皇帝の寵愛を受けているから、シュエン妃に嫉妬されただけなんじゃないのか?
排除したいなら、あえて奴の思惑どおりに毒をあおる手もあるが。
――まあでも、結果論だろうな。
どっちにしろ、奴は侍女に罪をかぶせてしらを切り通す。
大ごとにしないというのが、最良だな。
やっかいだな後宮というものは――」
「フェイリン」
フェイリンはやっと、シャオレイを見た。彼女はにっこりと笑っている。
「あなたがいつも通りで安心したわ。冷静な分析が”とっても”ためになる」
シャオレイの嫌みを真に受けて、彼は真顔で助言を始めた。
「なんだったら、毒に体を慣らす方法を教えてやっても――」
フェイリンの唇を、シャオレイは指で押さえた。眉をひそめるフェイリンを、シャオレイは放っておいた。