小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第16話 ずるさへの滑落(5/5)
「どうした?」
フェイリンに急に声をかけられて、シャオレイは我に返った。
またしても、彼に安堵してしまった自分に気づく。それと同時に、フェイリンの好意を確信した。
(ああ、そうだわ……。
毒を盛られたとき、震える私をそっと抱きしめてくれたのは――彼が私に恋をしているからよ)
シャオレイは、今までフェイリンの恋心に気づかないふりをしていた。ただの情欲のみの男だと、思い込もうとしていた。
フェイリンは冷めているようでいて、熱をにじませている。
何かを欲しがりながらも、それを強く自制する――そんな、拗《こじ》らせた目をシャオレイに向ける。
(この関係はただでは済まないかもしれない。でも――)
シャオレイは、決意した。――彼の恋心を利用すると。
「どうした?」
フェイリンに急に声をかけられて、シャオレイは我に返った。
またしても、彼に安堵してしまった自分に気づく。それと同時に、フェイリンの好意を確信した。
(ああ、そうだわ……。
毒を盛られたとき、震える私をそっと抱きしめてくれたのは――彼が私に恋をしているからよ)
シャオレイは、今までフェイリンの恋心に気づかないふりをしていた。ただの情欲のみの男だと、思い込もうとしていた。
フェイリンは冷めているようでいて、熱をにじませている。
何かを欲しがりながらも、それを強く自制する――そんな、拗《こじ》らせた目をシャオレイに向ける。
(この関係はただでは済まないかもしれない。でも――)
シャオレイは、決意した。――彼の恋心を利用すると。