結婚の決め手は焦げた玉子焼き!?黒豹御曹司は愛する秘書を逃がさない
「本日、部長たちをお呼びしたのは、共犯者をすべて洗い出したいからです」
現在わかっているのは、不正ログインした経理部の上野心愛、沙紀のパスワードを調べ上野心愛に教えたIT部の八王子、この写真に写っている営業部の加賀大輝。
この三人以外に協力した者の名前が知りたいと夏目は部長たちに告げた。
「私にこの提案書を出すように言ったのは、榊原和寿です。彼が上野心愛をCEOの秘書に推すべきだと、この写真をくれました」
「経理部ですか?」
「そうです」
夏目は経理部の榊原和寿をメモする。
「ITは八王子の単独でした。こちらは調査済です」
IT部長の報告に暁良は頷いた。
「今回の件とは関係ないかもしれないですが」
「違ってもいいので教えてください、総務部長」
「6階の秘書室の近くでうろうろしている男を何度か見ました。若い女の子に『はっちゃん』と呼ばれていました」
前髪が目まで掛かった猫背の男と、大きなイヤリングを付けた派手な服装の若い女の子なんて変な組み合わせだなと思ったと総務部長が報告する。
「おそらく猫背は八王子です」
「派手な服は上野だと思います」
IT部長と経理部長がそれぞれ心当たりの人物を名指しした。
「なぜ6階に?」
「ITはサーバールームがありますが、経理は2階なので6階に行くことはないはずです」
「その組み合わせなら、私も見たよ。脚立を持っていたから総務だと思っていた」
カスタマーサービス部長もその二人を見たことがあると報告する。
他の部長たちも思い出したことをそれぞれ発言し、心愛と八王子の怪しい行動をいろいろと教えてくれた。
夏目はこの件に付随して、上野心愛が沙紀のメールからなりすましで取引先に失礼なメールを送ったこと、CEOのスケジュールを勝手に消し、他社との打ち合わせに遅れそうになったことも報告する。
最後に、工藤沙紀は被害者であり、これ以上の誹謗中傷はやめるように釘を刺した。
「工藤くん、すまなかった」
「いいえ。誤解が解ければそれで」
謝罪してくれた営業部長に沙紀は笑顔で返事をする。
「明日、彼らに処分を言い渡す」
異論はあるかと暁良に聞かれた部長たちは「ありません」と返事をした。
現在わかっているのは、不正ログインした経理部の上野心愛、沙紀のパスワードを調べ上野心愛に教えたIT部の八王子、この写真に写っている営業部の加賀大輝。
この三人以外に協力した者の名前が知りたいと夏目は部長たちに告げた。
「私にこの提案書を出すように言ったのは、榊原和寿です。彼が上野心愛をCEOの秘書に推すべきだと、この写真をくれました」
「経理部ですか?」
「そうです」
夏目は経理部の榊原和寿をメモする。
「ITは八王子の単独でした。こちらは調査済です」
IT部長の報告に暁良は頷いた。
「今回の件とは関係ないかもしれないですが」
「違ってもいいので教えてください、総務部長」
「6階の秘書室の近くでうろうろしている男を何度か見ました。若い女の子に『はっちゃん』と呼ばれていました」
前髪が目まで掛かった猫背の男と、大きなイヤリングを付けた派手な服装の若い女の子なんて変な組み合わせだなと思ったと総務部長が報告する。
「おそらく猫背は八王子です」
「派手な服は上野だと思います」
IT部長と経理部長がそれぞれ心当たりの人物を名指しした。
「なぜ6階に?」
「ITはサーバールームがありますが、経理は2階なので6階に行くことはないはずです」
「その組み合わせなら、私も見たよ。脚立を持っていたから総務だと思っていた」
カスタマーサービス部長もその二人を見たことがあると報告する。
他の部長たちも思い出したことをそれぞれ発言し、心愛と八王子の怪しい行動をいろいろと教えてくれた。
夏目はこの件に付随して、上野心愛が沙紀のメールからなりすましで取引先に失礼なメールを送ったこと、CEOのスケジュールを勝手に消し、他社との打ち合わせに遅れそうになったことも報告する。
最後に、工藤沙紀は被害者であり、これ以上の誹謗中傷はやめるように釘を刺した。
「工藤くん、すまなかった」
「いいえ。誤解が解ければそれで」
謝罪してくれた営業部長に沙紀は笑顔で返事をする。
「明日、彼らに処分を言い渡す」
異論はあるかと暁良に聞かれた部長たちは「ありません」と返事をした。