【シナリオ】もう一度あなたに恋をする〜ループしてやり直す推しとの大学生活〜

四話

○サークル室 放課後
いつも通り瑛と話しながら
瑛「ゆな、ゆな!このガチャ私の代わりに回して……!」
見かけによらず美少女が戦うバトル系のゲームが好きな瑛。
男子のサークルメンバーは瑛の可愛さ目当てに
同じゲームを始めて、盛り上がってる。
※ゆなも可愛くてモテてるけど無自覚
そこに透も合流
透「これ、この前言ってたレポートー」
一年男子「透さんあざす!!」

透と同じ学部の後輩が中間レポート提出の
参考にするため前にその授業を取っていた透からレポートデータを貸してもらっていた。

透「ゆなちゃんの文学部もこの授業取れたよね?これ取ってないの?」
ゆな「はい、私は『心理学系』の授業取ってて」
偶然聞いてた奏汰。
奏汰「俺、それ2年の時取ってたよ!」
⇛レポートのレジュメ借りることに

ゆな「いいんですか!!」
奏汰「もちろん」

○ゆなの家(一人暮らし)
連絡先も交換できてベッドで足をバタバタさせる。

早速メッセージを送ってみると
返事が来る。

実況時代に好きと言ってたキャラクターのスタンプ。
私今カナタとメッセージ送り合ってるんだー!!!
と大興奮。
思い切って「レジュメを借りるお礼がしたい」とお茶に誘うとOKをくれる。


○数日後、学食

お礼のお茶といっても
簡単に学食でいいよと言われてしまい、
カフェデートとかを妄想していたゆなは撃沈。

でもはじめての二人きりでの会話。

奏汰「ゆなちゃんはなんでこの授業受けたの?」
ゆな「ゲームの登場人物の心理を考察するのが好きで……」
↑共通点として盛り上がる

なんで配信者として好きになったのか、
改めてキャラクターや制作者の思いを
大切にしながらゲームをプレイするカナタが好きだったことを思い出す。


奏汰「俺、実は最近ゲーム配信やってみようかなと思ってさ」

まさかのカナタ誕生の瞬間に立ち会えるかもと
嬉しくなるゆな。

そういえば、あんまり目立ちたがりじゃないのに
なんで奏汰さんは実況しようと思ったんだろう。


ゆな「なにかきっかけがあるんですか?」

奏汰「うん、俺ね、中学の時仲良かった透とも学校離れて
表情暗いって言われてあんま馴染めなかった時期があって。
そんなときにゲーム配信して、一人で遊んでるはずなのに
視聴者もおいていかずにやってる人がいて、
俺もハマって遊んでみたら、
学校でもそのゲームを共通点に友達できたりして。
俺がただ遊んでる配信で
誰かを救うなんておこがましいけど、いっときの避難所とか居場所とか、
勇気出すきっかけくらいにならなれるかなって」

「勇気のきっかけ」
前に少し真面目な雑談配信でカナタがいってたことだった。
今回の人生でもカナタのポリシーはかわってない。

ゆな(改めてカナタが、そして奏汰さんが私大好きなんだ。)
再確認する。

自分もシナリオライターの夢を共有したうえで
ファン宣言をする。
ゆな「私、奏汰さんのファン一号です!もしイベントとかあったら絶対行きます!」

真剣なゆなにドキッとする奏汰。
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