Dr.プリンセスハッピー
困っている人は絶対助ける!
ボヌール王国にたどり着いたDr.プリンセスハッピーとDr.ペンギンラッキー。ふたりは元気のない街にびっくりしました。
「街の人たち、みんな元気がないね。どんよーりとしているよっ! わたし、みんなのことを元気にしてあげたいな!」
ハッピーはびっくりしました。それと同時にこの国の王様と王子様は何をしているのだろうと思いました。困っている人を助けるからこそ王様なのだといつもハッピーのお父さんが言っていたからです。
「あの、大丈夫ですか? 街の人がみんな疲れているみたいだけれど何かあったのでしょうか?」
「ああ、旅の人だね。この国では美味しいお魚がたくさん獲れていたんだけれど、お魚が痩せ細っちゃってねぇ」
おばあさんはカゴから痩せて細くなったお魚を見せてくれました。ラッキーはお医者さんですがペンギンでもありますから、お魚を見て自然によだれを垂らしてしまいます。
「すまない、つい美味しそうで。そうだなぁ、お魚の病気かもしれないよ」
ラッキーはお魚を見てそう診察しました。
「お魚の病気か! わたしたちは人間だけじゃなくてお魚の病気も動物の病気もなんでも治せるからね! わたしたちになんでも任せてちょうだいっ!」
ハッピーの言葉に街の人の表情が明るくなりました。
「ふたりはお医者さんなのかい?」
「ええ、わたしたちはホスピタル王国からこのボヌール王国へ旅に来ているの」
「それはよかったわ! じゃあ、港へ行ってみてちょうだい。そこに人魚さんたちも来ているからなにかわかるかもしれないわ」
ラッキーはお礼におばさんからお魚を一匹もらってご機嫌です。
「よかったね、ラッキー先生」
「ああ、情けは人の為ならずということわざがあるだろう。人に良くしていると自分にも良いことがあるものなんだよ」
ふたりが港に着くと、人魚たちがぐったりしていました。
「どうしたの?」
ハッピーが人魚の一人に声をかけました。
「あのね、わたしたちのお姫様が毎晩泣いていて、海の手入れをしないのよ。人魚姫さまが海を綺麗にしてくれないとみんな病気になっちゃうわ」
どうやら、海が汚れているせいで魚や人魚たちが病気になっているみたいです。
「まかせて! わたしがぱぱっと、治しちゃうわ!」
ハッピーは海を綺麗にする薬を作り始めました。
ラッキーの肩にかけた鞄から薬草を取り出して混ぜ合わせます。
⭐︎謎解きでお薬作り⭐︎
「街の人たち、みんな元気がないね。どんよーりとしているよっ! わたし、みんなのことを元気にしてあげたいな!」
ハッピーはびっくりしました。それと同時にこの国の王様と王子様は何をしているのだろうと思いました。困っている人を助けるからこそ王様なのだといつもハッピーのお父さんが言っていたからです。
「あの、大丈夫ですか? 街の人がみんな疲れているみたいだけれど何かあったのでしょうか?」
「ああ、旅の人だね。この国では美味しいお魚がたくさん獲れていたんだけれど、お魚が痩せ細っちゃってねぇ」
おばあさんはカゴから痩せて細くなったお魚を見せてくれました。ラッキーはお医者さんですがペンギンでもありますから、お魚を見て自然によだれを垂らしてしまいます。
「すまない、つい美味しそうで。そうだなぁ、お魚の病気かもしれないよ」
ラッキーはお魚を見てそう診察しました。
「お魚の病気か! わたしたちは人間だけじゃなくてお魚の病気も動物の病気もなんでも治せるからね! わたしたちになんでも任せてちょうだいっ!」
ハッピーの言葉に街の人の表情が明るくなりました。
「ふたりはお医者さんなのかい?」
「ええ、わたしたちはホスピタル王国からこのボヌール王国へ旅に来ているの」
「それはよかったわ! じゃあ、港へ行ってみてちょうだい。そこに人魚さんたちも来ているからなにかわかるかもしれないわ」
ラッキーはお礼におばさんからお魚を一匹もらってご機嫌です。
「よかったね、ラッキー先生」
「ああ、情けは人の為ならずということわざがあるだろう。人に良くしていると自分にも良いことがあるものなんだよ」
ふたりが港に着くと、人魚たちがぐったりしていました。
「どうしたの?」
ハッピーが人魚の一人に声をかけました。
「あのね、わたしたちのお姫様が毎晩泣いていて、海の手入れをしないのよ。人魚姫さまが海を綺麗にしてくれないとみんな病気になっちゃうわ」
どうやら、海が汚れているせいで魚や人魚たちが病気になっているみたいです。
「まかせて! わたしがぱぱっと、治しちゃうわ!」
ハッピーは海を綺麗にする薬を作り始めました。
ラッキーの肩にかけた鞄から薬草を取り出して混ぜ合わせます。
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