Dr.プリンセスハッピー
憧れの王子さま
人間になった人魚姫といっしょにハッピーとラッキーはお城へ向かいました。
「これは、美しいお姫様だ!」
門番は人魚姫を見て驚きました。
「もしかして、ホスピタル王国のお姫様ですか?」
「いいえ、違います。わたしは人間の姿をしていますが人魚姫。ここを通していただけませんか? どうしても王子さまに会いたいのです」
「人魚姫さまでしたか! わかりました。お通りください。でも、連れのものはダメだ。信用できる者でないと通すことはできない」
「わたしもお姫様なんだけれど!」
ハッピーは言いました。お姫様だという言葉に人魚姫も驚いています。ラッキーはくすくすと笑っています。
「ハッピーはお姫様に見えないってさ」
「失礼ね。ドレスは着てないけれど、わたしはDr.プリンセスハッピーよ。こっちはDr.ペンギンラッキー。わたしの家庭教師」
「ホスピタル王国のお姫様でしたか!? ささっ、どうぞお通りください」
お城の中に入ると、ボヌール王国の王様が豪華な宝石の散りばめられた金の玉座に座っています。
「ああ、困った。困った」
「王様、お客様です。人魚姫さまとDr.プリンセスハッピーさま、それとDr.ペンギンラッキーさまです」
「おお、どうしたのだ?」
「王様、どうかわたしと王子様を結婚させてください」
人魚姫は勇気を出して言いました。
「ふむ、そうか、それは嬉しい申し出だな。だが、この姿を見ても愛せるか?」
奥から野獣の姿になった王子様が現れました。顔は毛むくじゃらで熊みたいです。イケメンではありませんでした。
「魔女の毒でこんな顔になってしまっても、人魚姫は僕を愛せますか?」
「もちろんです!」
人魚姫はキラキラと青い瞳を輝かせています。
「王子様の見た目も好きだったけれど、わたしは王子様の優しさも好きなんです」
「ありがとう。でも、僕には婚約者がいるんだ。隣の国のプリンセスで……」
王子様の言葉をハッピーはさえぎりました。
「王子様! わたしのことは心配しないでください! 王子様が本当に好きな人と結ばれるのがわたしは嬉しいんです!」
「おお、もしかしてDr.プリンセスハッピーか?」
「はい。初めてお目にかかります」
ハッピーはおじぎをしました。
「王子様の病気、このDr.プリンセスハッピーが治して、王子様も人魚姫も幸せにしちゃいます!」
「できるのか?」
「はい。お薬を注射して元に戻して差し上げます」
⭐︎王子様と人魚姫の塗り絵でもとの姿に戻す⭐︎
「これは、美しいお姫様だ!」
門番は人魚姫を見て驚きました。
「もしかして、ホスピタル王国のお姫様ですか?」
「いいえ、違います。わたしは人間の姿をしていますが人魚姫。ここを通していただけませんか? どうしても王子さまに会いたいのです」
「人魚姫さまでしたか! わかりました。お通りください。でも、連れのものはダメだ。信用できる者でないと通すことはできない」
「わたしもお姫様なんだけれど!」
ハッピーは言いました。お姫様だという言葉に人魚姫も驚いています。ラッキーはくすくすと笑っています。
「ハッピーはお姫様に見えないってさ」
「失礼ね。ドレスは着てないけれど、わたしはDr.プリンセスハッピーよ。こっちはDr.ペンギンラッキー。わたしの家庭教師」
「ホスピタル王国のお姫様でしたか!? ささっ、どうぞお通りください」
お城の中に入ると、ボヌール王国の王様が豪華な宝石の散りばめられた金の玉座に座っています。
「ああ、困った。困った」
「王様、お客様です。人魚姫さまとDr.プリンセスハッピーさま、それとDr.ペンギンラッキーさまです」
「おお、どうしたのだ?」
「王様、どうかわたしと王子様を結婚させてください」
人魚姫は勇気を出して言いました。
「ふむ、そうか、それは嬉しい申し出だな。だが、この姿を見ても愛せるか?」
奥から野獣の姿になった王子様が現れました。顔は毛むくじゃらで熊みたいです。イケメンではありませんでした。
「魔女の毒でこんな顔になってしまっても、人魚姫は僕を愛せますか?」
「もちろんです!」
人魚姫はキラキラと青い瞳を輝かせています。
「王子様の見た目も好きだったけれど、わたしは王子様の優しさも好きなんです」
「ありがとう。でも、僕には婚約者がいるんだ。隣の国のプリンセスで……」
王子様の言葉をハッピーはさえぎりました。
「王子様! わたしのことは心配しないでください! 王子様が本当に好きな人と結ばれるのがわたしは嬉しいんです!」
「おお、もしかしてDr.プリンセスハッピーか?」
「はい。初めてお目にかかります」
ハッピーはおじぎをしました。
「王子様の病気、このDr.プリンセスハッピーが治して、王子様も人魚姫も幸せにしちゃいます!」
「できるのか?」
「はい。お薬を注射して元に戻して差し上げます」
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