ハイスペ御曹司で年下幼馴染の山田一郎が誘ってくる送迎を断ったら、とんでもない目に遭った件
不審者
勢いとはいえなんであんな噓をついてしまったんだろう。
一郎にあきらめて欲しくてあんなことを言ったけど、誤解はされたくなかったよ……!
だって私が好きな人は、本当は一郎なのに!
後悔と片思いの悲しさで、また涙がにじむ。
でもこれでいいんだ、これでやっと一郎と距離を置ける……
涙を拭きながら会社のビルにたどり着くと、付近にはまだほとんど人はいなかった。
ところが、くたびれたスウェットの上下を着た小太りの男が一人、ふらりとビルの入り口前に立っていた。
オフィス街に明らかにそぐわないし、その雰囲気からなにか異様なものを感じた。
私はその男を避けて反対側から中に入ろうとした。
素早く男の横を通り過ぎようとしたとき、男が話しかけてきた。
「日田茉莉だな?」
なんで私の名前を!?
誰?
私こんな男、知らないよ?
男の目は、焦点が合っていなかった。
一郎にあきらめて欲しくてあんなことを言ったけど、誤解はされたくなかったよ……!
だって私が好きな人は、本当は一郎なのに!
後悔と片思いの悲しさで、また涙がにじむ。
でもこれでいいんだ、これでやっと一郎と距離を置ける……
涙を拭きながら会社のビルにたどり着くと、付近にはまだほとんど人はいなかった。
ところが、くたびれたスウェットの上下を着た小太りの男が一人、ふらりとビルの入り口前に立っていた。
オフィス街に明らかにそぐわないし、その雰囲気からなにか異様なものを感じた。
私はその男を避けて反対側から中に入ろうとした。
素早く男の横を通り過ぎようとしたとき、男が話しかけてきた。
「日田茉莉だな?」
なんで私の名前を!?
誰?
私こんな男、知らないよ?
男の目は、焦点が合っていなかった。