旦那様に「君を愛する気はない」と言い放たれたので、「逃げるのですね?」と言い返したら甘い溺愛が始まりました。
どうか赤く染まっていたり、動揺を悟られるような顔をしていませんように、そんな願いばかりが頭をよぎる。
「口付け程度で私に勝てると?」
「そんな顔をして強がっても何の意味もないと思うが」
本当に私の顔は赤くなっているのだろうか。
鏡がないから分からない。
この人が私を騙しているだけかもしれない。
まだ負けが決まったわけじゃない。
最後まで諦めないことがどんな勝負でも勝利する秘訣だ、と何とか自分に言い聞かせて心を落ち着かせる。
「レシール、君は負けることが嫌いみたいだな」
「負けるのが好きな物好きはそうそういないでしょう?」
「ははっ、そうだな。俺も負けるのは嫌いだ。だから、悪いが勝たせてもらう」
「口付け程度で私に勝てると?」
「そんな顔をして強がっても何の意味もないと思うが」
本当に私の顔は赤くなっているのだろうか。
鏡がないから分からない。
この人が私を騙しているだけかもしれない。
まだ負けが決まったわけじゃない。
最後まで諦めないことがどんな勝負でも勝利する秘訣だ、と何とか自分に言い聞かせて心を落ち着かせる。
「レシール、君は負けることが嫌いみたいだな」
「負けるのが好きな物好きはそうそういないでしょう?」
「ははっ、そうだな。俺も負けるのは嫌いだ。だから、悪いが勝たせてもらう」